東京駅直結のクリニックから、ニッポンの男性たちに衝撃的な事実が発表された―――。

メンズヘルスクリニック東京の辻村晃氏(順天堂大学医学部附属浦安病院 泌尿器科 教授)によると、「これから妊活」「いまから子どもをつくろう」と思っている人の2割が、すでに性機能障害(勃起障害、膣内射精障害、セックスレス)で、さらに2%が無精子症という。

「いまから妊活を」と意気込む男性のなかで、50人にひとりの割合で「精液は出るけど精子がゼロ」という衝撃的事実だ。

ADVERTISEMENT

日本の男性はいま、精子の数が減少、または精子の運動率(女性の卵子へむかうパワー)が落ちている人が、国内で17%いるうえで、精子がまったく入っていないという人が2%いるという統計データが今回、明らかになった。

濃度と運動率を上げるサプリメントの有効性

メンズヘルスクリニック東京は、こうした課題の解決に向け、欧州ガイドラインに示されている抗酸化成分に着目。

ビタミンC、ビタミンB2、ビタミンE、亜鉛、アスタキサンチン、コエンザイムQ10、L-カルニチンを含んだサプリメントの開発に着手し、製品化へとこぎつけた。

辻村晃教授は、この臨床試験と結果について、ことし11月に開催された第62回日本生殖医学会学術講演会で「妊活サプリメントの造精機能効果」として発表した。