国土交通省は、日本版GPS「みちびき」を活用した高精度バスロケーションシステムの実証実験を、岡山県玉野市で12月15日から開始する。

日本版GPS「みちびき」(準天頂衛星システム)は、準天頂軌道の衛星が主体となって構成されている日本の衛星測位システム。

2018年にみちびき4機体制になると、3機がアジア・オセアニア地域の各地点でつねに観測が可能に。GPSと一体で利用し、GPS衛星6機とみちびき3機を合わせ、8機以上とし、安定した高精度測位をめざす。

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今回は、この日本版GPS「みちびき」を活用し、岡山県玉野市で高精度バスロケーションシステムについて実証実験を実施。

同省は、公共交通機関の利便性向上や乗継ぎの円滑化を目的とし、2015年度から3年間、高精度なバスロケーションシステムの開発を継続している。

同システムは、日本版GPS「みちびき」から得られるバスやタクシーの高精度の位置情報を一元的に収集し、利用者に対し「乗りたいバスがどこにいるか」をリアルタイムに高精度で提供するもの。

最終年度の2017年は、プロトタイプを開発のうえ、利便性や乗り継ぎ面での有効性について、玉野市や関係事業者の協力のもと、実証実験を行っていく。


(資料:内閣府)