ポルシェ、完成車の鉄道輸送を拡大…鉄道に積まれるときも美しい
ポルシェはどこでも絵になる。たとえそれが、鉄道に載せられるときでも……。
ドイツ シュトゥットガルトに本社を置くポルシェAGは、2018年1月1日から、完成車をコーンヴェストハイムとライプツィヒの積込み駅から鉄道で輸送している。
そのポルシェが3月2日、鉄道による物流輸送を、完全にカーボンニュートラルなプロセスに転換すると伝えた。
「これにより物流業務による年間CO2排出量を3%削減。気候に有害なCO2の発生を6000トン以上低減する」(同社)
2018年は鉄道輸送をさらに拡大
ポルシェAGのロジスティクスおよびプロダクションコントロール担当副社長のオリバー・ブロンダーは、「熟考された資源の使用と、環境に配慮したエネルギー効率の高い活動は、ポルシェの企業戦略にしっかりと根付いている。鉄道輸送によるグリーンエネルギーへの移行は、カーボンニュートラルな生産への論理的ステップであり、さらなるマイルストンになる」と語る。
同社は、ことし1年を通して、カーボンニュートラルな鉄道輸送をさらに拡張する計画。
ブレーマーハーフェンの船積港とコーンヴェストハイムを連絡することで、鉄道で輸送される車両の割合が約45%増加。
この鉄道輸送拡大で、従来の大型トラック輸送を減少させ、気候に有害なCO2を、年間さらに650トン削減できるという。