3.2kmで上川内駅。

相対式ホーム2面2線です。跨線橋が目立ちます。鹿児島本線時代からの長いホーム、肥薩おれんじ鉄道の短い列車が使用するのは嵩上げされた部分です。

駅名標。古くはこちら側が川内であって、現在の川内川南岸は川外(何と読むのかわかりませんが「せんがい」ではないでしょうね)と呼ばれていたそうです。徒歩10分少々に県下有数のマンモス校県立川内高等学校があって朝夕は通学で混雑していたのですが、2011年以降はスクールバスが運行され、通学する生徒が分散されたため混雑は解消した様です。

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流石、元鹿児島本線なので駅間が長い。上川内駅〜草道駅間は2番目に長い6.4kmあります。

ようやく、駅です。

上川内駅と似た雰囲気、相対式ホーム2面2線に跨線橋の草道駅。

ここで列車交換。トップ画像はアップです。通勤・通学の時間帯なので2両編成。手前はくまモンラッピングの111Aです。

駅名標。草道は古い地名「薩摩郡西水引村字草道」に由来しています。この地名はもはや駅名と駅のすぐ横を流れる草道川にしか残っていません。全国には駅名やバス停にしか古い地名が残っていない例が多くあります。そーいう意味で駅名は歴史を伝える貴重な記録です。

海が見えてきました。

これが肥薩おれんじ鉄道の素晴らしい車窓。潮の香りを感じてください。

では次回【私鉄に乗ろう 57】肥薩おれんじ鉄道 その3 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)