無人のバスが走る時代へ―――。

ソフトバンクグループのSBドライブや先進モビリティは、あす5月8日から10日まで、福岡空港(福岡市博多区)で自動運転バスのデモンストレーションを実施する。

自動運転の区間は、福岡空港の国際線ターミナル~国内線ターミナル間の連絡バスルートの一部。

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ベース車両は、22人乗りの日野ポンチョ。同ベース車に、自動アクセル制御装置、自動ブレーキ制御装置、自動操舵装置、LiDAR(レーザースキャナー)、ミリ波レーダー、GPS受信機、走行制御ECUなどを搭載し、自動運転レベル3で運転する。

このレベル3は、自動運転システムがすべての運転タスクを実施(限定領域内)。作動継続が困難な場合の運転者は、システムの介入要求などに対して、適切に応答することが期待されるというレベル。

同デモンストレーションは、最先端のITS技術やサービスを紹介する「第16回 アジア太平洋地域ITSフォーラム2018福岡」の一環で実施。

また、今回のデモンストレーションでは、SpiralMindの「アバターテレポーテーション」技術を活用。

アバターテレポーテーションは、実際の人の目や鼻、口をカメラで検出し、それらの動きを、遠隔地のディスプレー上に表示されたキャラクターの表情にリアルタイムで反映することが可能な技術。

同技術とSBドライブが開発中の遠隔運行管理システム「Dispatcher(ディスパッチャー)」を連携させ、遠隔地にいる運行監視者が自動運転バス内のディスプレーに表示されたキャラクターを通して車内アナウンスを行い、自動運転バスの快適性向上を図る。