住友電気工業は、インド政府がすすめる貨物専用鉄道(Dedicated Freight Corridor:DFC)建設プロジェクトむけの電車線(トロリ線)を受注し、納入を開始した。

全長は約3400km(レワリ~ジャワハルラール・ネルー港間路線距離約1340kmぶん)。

同社の海外鉄道案件受注量としては、過去最大規模。

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同社のインド市場へのトロリ線納入は初。

日本の国際協力機構JICAとインド政府は、デリー~ムンバイ間産業大動脈(DMIC)構想を推進中。

その一環として、DFC西回廊(デリー~ムンバイ間)と東回廊(デリー~コルカタ間)の貨物鉄道建設をすすめている。

DFC西回廊の建設は、インド鉄道省傘下の貨物専用鉄道公社(Dedicated Freight Corridor Corporation of India Limited)が手がける。

その電化工事は、双日とインドのLarsen & Toubro Limitedのコンソーシアムが受注。

住友電工は、同コンソーシアムより、トロリ線の耐久性、耐熱性に優れている点や、国内外鉄道市場への納入実績等が評価された。