トンネルてんこ盛【私鉄に乗ろう98】三陸鉄道リアス線 その32

2020.02.05

田野畑駅から9.3kmで普代駅。その間6,111mがトンネル、約66%がトンネルでした。築堤上にホームがあります。

この駅はかなり内陸にあるため、東日本大震災で被災していません。雪もすごいけど、右手前の氷柱(つらら)も尖っています。

駅名標。愛称「はまゆり咲く」のは普代村の花がはまゆりだからです。1975年(昭和50年)国鉄久慈線の終点駅として開業。1984年(昭和59年)に三陸鉄道北リアス線の駅になりました。

ホーム。三陸北縦貫道路(国道45号線)が東側の同じ高さに見えます。西側の下にある地上駅舎は、開業した国鉄時代のものがそのまま使われています。観光センターがあって乗車券の販売を行っている他、おでんが美味しい店もあると三陸鉄道さんのホームページで紹介されています。普代村特産品アンテナショップの他にもカフェや喫茶店、スナックもある様なので降りてみればよかったかな〜。

この待合室、窓が40という数字に見えます。開業は旧国鉄久慈線の開通した1975年(昭和50年)なので、2015年(平成27年)には開業40周年ということになりますね。

三陸北縦貫道路(国道45号線)高架の向こうに海があります。普代川の河口部に高さ15.5m、幅205mの普代水門があって、東日本大震災の津波を、この水門を閉めたことで最少限の被害に留めました。津波の高さは17mほどあった様です。遠隔操作が停電で止まった水門を消防署普代分署の消防士等が手動で閉めた功績が大です。普代村の人的被害は、船を見に行って防潮堤の外に出た一人が行方不明になっただけで済んだのです。津波で被災した住宅も無かったのです。

第三力持トンネル(862m)。不思議な名前のトンネルですが、太平洋側に力持海岸という景勝地があります。たぶん、そこから名付けられているのでは?

第二力持トンネル(71m)。その向こうにもトンネルが見えています。

それが、第一力持トンネル(58m)。そのまた向こうにもトンネル。

これが、第三白井トンネル(371m)。もうマジでトンネルの「てんこ盛」状態です。(笑)

さらにトンネルが続きますが、次の白井海岸駅は有名な秘境駅です。とは言え、運行される列車の本数は1時間に上下1本ずつはあるのです。

付記:2019年(令和元年)10月の台風19号による被災で、三陸鉄道リアス線の田老駅〜久慈駅間は不通になっています。2019年12月現在代行バスによる輸送が行われています。既報の様に2019年11月28日(木)には、津軽石駅〜宮古駅間が復旧し運行が再開されました。釜石駅〜津軽石駅間は現在も不通です。こちらも代行バスによる輸送となっています。

【私鉄に乗ろう98】三陸鉄道リアス線その33 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)


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