JR貨物は、ことし5月の輸送動向について発表。

5月のコンテナは、関東内での建設発生土輸送などが順調に推移したエコ関連物資や、大手自動車メーカーの販売好調により東海〜九州、東海発東北むけが好調に推移した自動車部品が、前年を上回った。

いっぽう、ゴールデンウィーク期の天候不順で、九州むけの飲料が低調に推移した食料工業品、国内需要減少にともなって東北発関東むけで減送となった紙・パルプ、東北・新潟・北陸発 関西・九州むけの民間流通米輸送が減少した農産品・青果物が前年を下回った。

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また米中貿易摩擦の影響で、中国むけの需要が落ち込んでいる化学工業品、化学薬品が大幅な減送に。

この結果、コンテナ全体では前年比 95.7%。

車扱は、石油がゴールデンウィーク期の天候不順にともなって行楽需要が伸びず、ガソリンを中心に低調な荷動き。石灰石が工場の設備不具合の影響を受け、減送に。

車扱全体では前年比 94.8%。

コンテナ・車扱の合計では、前年比 95.5%。