だるま電車の愛称で親しまれる京急「800形」の引退に伴い、「ありがとう800形」特別貸切列車が運行されました。

 

「800形」は1978年に赤と白の車体カラーで地上専用車として3両固定編成、4扉車でデビュー。京急初の右手ワンハンドルマスコンやFRP(ガラス繊維強化プラスチック)を多用した室内など、以後の鉄道車両に影響を与えました。近年の最新車両にない1灯式前照灯や片開き扉など随所に懐かしさが感じられ、人気を博しています。

本イベントには京浜急行電鉄が発売した「さよなら800形記念乗車券」を購入したお客様の中から抽選で招待された50組100名が参加されました。

 

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引退直前の「800形」には引退記念ヘッドマークが取り付けられていました。6時2分、品川駅を発車します。

 

京急の制服を着用したダーリンハニーの吉川正洋さん、ななめ45°の岡安章介さん、ホリプロマネージャーの南田裕介さんも乗車され、イベントを一層盛り上げます。

 

車内では、運行中にすれ違った上りの車両を使った車両ビンゴ大会や鉄道タレントによる車内検察、写真撮影会も行われました。

 

車内には扇風機やステッカーなど、京急車両では今しか見ることのできない貴重な部品や設備が詰まっていました。

約1時間乗車し、久里浜工場に入線。その後、食堂にて鉄道タレントによるトークショーが行われました。

 

「800形」と同世代で思い出は山ほどあるという吉川さん。小さい頃はピカピカで明るいイメージだったそうです。

 

岡安さんは、空港に入っていたイメージでだるまの顔が好き。

 

南田さんは上京した時に住んでいたのは新馬場で京急は思い出の地。と三者三様の「800形」に対する想いを語っていました。

「さよなら扇風機。さよなら分散型クーラー。さよなら片扉。」とそれぞれの設備に対しても別れを惜しんでいます。

 

食堂内では「800形」ゆかりのグッズも販売されていましたよ!

 

「800形車両撮影会」では方向幕が何パターンか表示され、色々なバージョンの車両を撮影したり、全員で集合写真も撮っていました。

 

音、風、走ってる姿、細かいところまで愛されていた車両。最後の勇姿を一目見ようと、沿線にもたくさんのお客様が訪れていました。引退してしまうのは少し寂しいですが、またイベントなどで乗車できる日が来るといいですね。

 

鉄道チャンネルMC:柏原美紀
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