絵笛駅・日高本線の駅13【50代から始めた鉄道趣味】その65

2019.08.15

数多い駅名の中で最も好きなひとつがこの絵笛駅です。何と可憐で詩の様な駅名でしょう。駅の所在地名です。

実際の駅は牧場のど真ん中にポツンとあって、初めて来た時は「馬専用の駅ですか?」と思った程でした。トップ画像をご覧ください。回りを見回して、誰が、あっ駅だ!と思います? 

荻伏駅からは4.9kmと駅間が離れています。でも沿線はほとんど牧場だけです。ホームが見えて、やっと駅だと分かります。ちなみに道路から砂利道を100m以上入っています。

単式ホームに様似側のスロープから上がります。奥は苫小牧方面。ホームの下に待合室があります。ホームの柵は鉄パイプ。

ホームから苫小牧方面。駅の周囲は100%牧場です。人よりも馬の方が多いというのがジョークになりません。

ちなみに駅を中心にした半径500m直径1kmの円内に10世帯30人の住民がいます。(2010年国勢調査)間違いなく競走馬の方がいっぱい住んでいますよね〜。

人混みに疲れた時に脳内で逃げ出す風景の1つです。でも同じ場所でも冬景色では、いささか荒涼とし過ぎていて、人混みが恋しくなっちゃうので逆効果。(笑) いずれにしても誰も来ないホームでぼ〜っと妄想していると、自分がどこで何をしているのか分からなくなりそーです。でも、こーいう平和な風景の中で放心するのは最高の贅沢です。

こちらは様似方面。青いレンタカーが見えます。陽射しがキツいから馬たちは厩舎で休んでいるのかな。一頭も見あたりませんね。

駅名標の背後にも牧場が広がっています。1958年(昭和33年)開業。開業時からの無人駅。というかおそらく開業時から利用者は多くないと思います。時代はモータリゼーション以前ですが、駅周囲の人口が仮に今の3倍だったとしても100人未満です。むしろ純粋な疑問として、何故この場所に旅客用の駅を作ったのか、理由が知りたいです。

見事に牧草地。良く言えば長閑。でも、これだけキレイな緑が広がっていると、文句のつけようがない景色です。

ホームから降りたところにコンクリートブロックの待合室があります。海抜10mは、意外に低いです。内部を覗いてみるのを忘れてしまいました。ドアが2つあるのもちょっと不思議ですし。

6月は緑が美しいのですが、雪の季節に来ると荒涼としています。それでも馬たちが元気に駆け回っていました。

※2014年3月撮影

日高本線は、この先で90度右にカーブしてさらに120度右カーブ、太平洋岸に戻って浦河駅に向かいます。

(写真・記事/住田至朗)

TAGS JR北海道


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