鉄道総合技術研究所(鉄道総研)は、新型燃料電池ハイブリッド試験電車を導入。

従来の燃料電池ハイブリッド試験電車よりも、搭載機器の小型化、高性能化を図り、客室空間を拡充。パワーも1.5倍へと増強し、起動加速度を高めた実用にちかい試験電車を完成させた。

従来車の客室内にあったリチウムイオンバッテリーや電力変換装置、燃料電池モジュールを小型化し、この新型では床下に配置。

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燃料電池は、高出力密度化や冷却装置の分散配置などで、出力を50%増に。出力あたりの体積を20%縮小させた。

また燃料電池用電力変換装置は、炭化ケイ素(SiC)素子や小型車兵器を採用し、体積を45%現象させ、鉄道事業者による将来の燃料電池電車導入に資する試験電車に仕立てた。

同車両は、8月29・30日に開催する鉄道総研技術フォーラム2019で公開する。

鉄道チャンネル編集部