ベースメントアップスが運営する「退職の前に読むサイト」(https://taisyokuagent.com)が、通勤時間について、社会人150人を対象に10月に調査したところ、10分以内が12%、10分~30分が20%、30分~60分が31%、60分以上が37%だった。

通勤時間に30分以上かけている人は全体の68%。60分以上と回答した人は最も多く37%、30~60分と回答した人は31%。

米世論調査会社ギャロップの調査によると、通勤時間が長い人ほど幸福度は低くなるという。

ADVERTISEMENT

また、スイスの研究者の発表では通勤時間が1時間の人の場合、職場に歩いて通勤できる人と同じ程度の幸福度を得るにはその人よりも40%以上のお金を稼がなければならないともいわれている。

いっぽうで、通勤時間が30分未満である人は全体の32%。10分以上30分未満と回答した人は20%、10分以内と回答した人は12%。通勤時間が短くなるほど、対象者の割合は減っていくことがわかる。

同社はこうした結果を得て「短い通勤時間が理想とされながら、それを実現できている人は少ないことから、通勤時間を減らすことの優先順位が低い人、通勤時間を減らす能力がない人が多いことが考えられる」とコメントしている。

写真 記事:鉄道チャンネル編集部