超超高齢社会は朝夕座って電車通勤、日比谷線にも座席指定_東武70090系前向き座席で気になる部材
6年後の2025年、国内の全人口のうち30%が65歳以上になるという、超高齢社会に突入しているニッポン。
2060年には65歳以上人口が40%に達するとも予測され、街を行く人のほぼ半分が60歳を超えているという、超超高齢社会の世に―――。
こうなると、朝夕は座って電車通勤したいという、中高年で電車内がいっぱいになるのもかんたんに想像できる。
いまもそれを実感する。東海道線や総武線、常磐線の朝のグリーン車は、都心まで40分という地点で満席になるのもしばしば。
東京一極集中の縮図が、このグリーン車にあるといっていい。
そんななか、JR・私鉄の各鉄道会社も、いろいろ座席指定列車を設定し、超高齢社会特需にフォロー。
きょうも東武鉄道と東京メトロが、日比谷線直通列車に東武70090を使った座席指定列車を2020年6月に走らせるとアナウンス。
しかも千代田線に直通する小田急ロマンスカーを使用した メトロはこね などと同じく、メトロ線内も複数の駅を飛ばす速達タイプに。
気になるのは、チケットシステム。JR東日本の普通列車グリーン車みたいに、ICカードで事前購入して車内でピッというタイプになるか、従来どおり、TJライナーと同じようなシステムになるか、東武鉄道 100系・200系のように紙券も残すか……。
東武は紙券の座席指定券を限定ドア前で駅員が乗車前にチェックするという仕組みをいまも残している。東武動物公園駅とかにね。
だから、おそらくこの仕事は残すんじゃないか。超超高齢社会だし、ベテランの技も要るしで。鉄道チャンネル編集部は、ピッてやる部材は車内につけないとみている。
写真 記事:鉄道チャンネル編集部