橋上化工事が始まった西広島駅、中心街より居心地がよかった駅前の夜

2020.01.03

広島駅から山陽線電車でふた駅。広島電鉄の路面電車と乗り換えでき、将来はアストラムラインも延伸接続する、西広島駅。

広島駅前よりものんびりしてて、身の丈にあった(!?)街並みと、怪しいバーの灯りが同居する西広島の夜は、居心地がよすぎてついつい夜ふかししちゃう。

ホルモン天ぷらと瓶ビール、広島ラーメンとやった夜―――。

広電でかけつけたとっておきの店についてはまたこんど記すとして、その帰りに寄り道した、西広島。

福島町で呑んで、広電で中心街へ戻るのもいいけど、ちょっと遠回り。広電がまんなかを走る新己斐橋を、陽気に歩く。

太田川放水路のきらきら光る川面、高速道路の灯り、海へとそそぐ流れ、広電のVVVF、モーター音、ゴトンゴトン……。

橋を渡りきると、広電の線路は左へ折れて停留所。正面には、古風な瓦屋根の駅舎が見えてくる。JR西広島駅。

カフェ・バーが入る駅舎

開業は1897(明治30)年。もともとは橋の名にもついていた己斐という駅だった。

駅へむかうまえに、右へ折れてみる。駅前スーパーマーケット、ゆめマート己斐のまわりには、赤ちょうちんが灯る呑み屋や、ソファでひとやすみできるカフェが点在している。

広島方面の山陽線電車がくるまで、ゆめマートで果物やビール、水、唐揚げを買って、夜の怪しげな灯りを頼りに、うろうろ。

下り電車を降りて家路につく人たちの流れに逆らい、駅に戻る。きれいな三角屋根の駅舎のなかに、カフェ・バーが入っている。これもいい感じ。

たこせんべいの居心地

「呉行き電車まであと14分、アルカラ」ってことで、駅前のたこ焼き屋へ入る。オーダー、たこせんべい。

これが熱々、初めての食感。パリッサクッなせんべいのなかに、ドロッとしたたこ焼きがサンドされている。なにこれ。

ホテルでの水や果物、ビールも買い込んだ。呑んだ。たこせんべいも試せた。中心街より居心地がいい西広島。

電車接近音が鳴る直前、駅前でこんな記載を見つけた。

己斐駅(現・JR西広島駅 爆心地から約2,400メートル)
1945(昭和20)年8月6日午前8時15分、原子爆弾の爆風により駅舎の大部分が一瞬にして倒壊しました。しかし、8時前にのぼりの列車も下りの列車も出たところだったので駅構内で被爆した人は少数でした。この駅は広島市の西の玄関口であり、近郊へ避難する多数の罹災者が殺到しました。

写真 記事:鉄道チャンネル編集部


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