東京~浜松町の東京レンガ高架橋、明治レンガと平成コンクリートの対照

2020.01.03

東京・有楽町。

京浜東北線や山手線、東海道線などの電車が行き交うレンガアーチの高架橋。

1910(明治43)年に開業した国鉄 有楽町駅は、2面4線のホームを持つ高架駅。改札口は北側・中央・南側に6つあり、国際フォーラムや京橋、日比谷、銀座などへむいて置かれている。

この明治のレンガ造レンガアーチ高架橋は、耐震補強工事と改良工事が続いている。

この有楽町駅を含む、東京~浜松町の東京レンガ高架橋は、明治43年開業時の姿をほぼそのまま残し、現存するレンガ造連続アーチ鉄道橋として最古のひとつ。「日本唯一の歴史的にも非常に貴重な構造物」といわれている。

アーチの下をのぞいてみる。と、アーチ下部を補強する鉄骨が露出していた。これは、アーチ内部を鉄筋コンクリートで固めるRC内巻補強という手法の工事の途中段階。

大地震などの激しい揺れで、アーチ構造が崩れるのを防ぐべく、内側に施す鉄筋コンクリートボックスラーメン構造のRC内巻補強は、できるだけ薄く、そして強く守ることをめざした。

薄く強く、の理由のひとつが、アーチ下部空間の有効活用。この空間のほとんどが、飲食店や倉庫などで利用されているため、できるだけ薄く強いRC内巻補強が採用されたというわけ。

―――明治時代のレンガと、平成の鉄筋コンクリートのコントラスト。となりの新橋駅も、いま巨大な屋根が出現し、駅の風景を一変させている。

写真 記事:鉄道チャンネル編集部


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