自己負担なしで空き家の資産価値をアップ! ジェクトワンだけにある唯一の解決策、大河幹男代表に聞く

2020.04.02

ニッポンに存在する住宅6000万戸のうち、なんと850万戸、全体の13.5%が空き家という事実。知ってた?

世の中の1割以上を占める空き家は、火災や治安悪化、景観悪化、倒壊・倒木、不動産価値低下といったリスクをかかえているうえに、地域の人たちに不安を与え、地域のネガティブな存在にも……。

一方で、同社が運営するアキサポ空き家総研が空き家所有者を対象に行った意識・実態調査によると、空き家の所有者は、その7割以上が「活用したい」と思いつつも、「リノベーションに1000万円以上の金がかかる」「なにから手を出していいかわからない」といったイメージが先行し、途方に暮れていることが明らかに。

――― こうした空き家事情に、業界に先がけて新しいモデルケースを打ち立てたのが、東京・渋谷に本社をおく不動産企業、ジェクトワン。

「地域にあった空き家の活用サービス「アキサポ」を、どこよりも先に構築。空き家は自己負担なく資産価値が上がるもの。それを空き家所有者たちに伝えたい」と話すのは、ジェクトワン大河幹男代表取締役。

大河代表は、大手デベロッパー時代の経験を活かし、2009年にジェクトワンを設立。2016年に空き家活用サービス「アキサポ」を始動し、今年5年目に入った「アキサポ」事業からみた、空き家の現状とビジョンについて語った。

リノベーション費用0円、賃貸収入化

まず「アキサポ」とは。空き家活用サービス「アキサポ」(https://www.akisapo.jp/)は、ジェクトワンが空き家所有者から空き家を借り受け、リノベーション後に賃貸物件として一定期間貸し出すというプログラム。

リノベーションにかかる費用は「アキサポ」(ジェクトワン)が負担し、リノベーション後の物件利用者を募集、空き家所有者は貸し出した賃料の一部が手に入る。

貸し出す「一定期間」は3~15年。その後の物件賃料は所有者に100%入ってくる。管理運営も所有者に移行。「アキサポ」が引き続き管理を代行するというかたちも選べる。

この4年間で、その88%が「0円で空き家を活用できた」、73%が「20万円以上の賃料を得られるようになった」、40%が「相談から活用まで半年以内で開始できた」という実績を積んだ。

「アキサポ」のリアルな実例は「空き家がこんなに変身! いまどき不動産会社女子が手がける「アキサポ」ジェクトワン空き家活用プランナー(下写真右)のリアル」(https://tetsudo-ch.com/10207946.html)で伝えるとして、ジェクトワンがなぜこうした画期的な空き家活用事業をプッシュするか。大河代表はこう語る。

空き家に「放置」という選択肢はない

「空き家所有者にとにかく知ってもらいたいのは、空き家に『放置』という選択肢はないということ。問題をそのままにしておく放置が最もよくない。面倒だからといって放置しておくと、犯罪や事件・事故の温床にもなる」

「じゃあ空き家に残った道はなにか。それは、売却するか、解体するか、活用するか。その3択しかない。そこで我々は空き家活用に着目してアキサポを立ち上げ、リノベーション費用を当社で負担し、空き家を新しい地域の交流拠点や便利スポットに変えていくことで、健康的な街にしていくことを目指した」

――― ここで気になるのは、ジェクトワンがリノベーション費用を負担し、リノベーション後の賃料の一部を所有者に還元するというフローで、ジェクトワンに収益性があるのか、という点。

「ジェクトワンが創業時から大事にしているのが、不動産それぞれの土地や周辺のニーズにあわせた活用方法。こうした視点を最大限に活かした事業が、地域コミュニティ事業部が手がけるアキサポ。空き家のリノベーションには、小さな物件でも数百万円以上の費用がかかる。リノベーション後の賃料で回収していく事業スキームのため、はじめに金銭的リスクを背負うが、空き家を活性化させるには不可欠のアクションで、多少のリスクを負ってでも空き家問題に取り組むべきと考えている」

空き家のまわりとその先につながる可能性

――― そしてその先に、ジェクトワンのアイデアとビジョンがあるという。

「空家等対策の推進に関する特別措置法が施行されたのを機に、我々はNPO法人空き家活用プロジェクトを立ち上げ、行政との連携を強化。いまジェクトワンは、複数の自治体と連携して空き家問題に取り組んでいる」

「この自治体などの後押しがあることで、銀行との連携スピードも加速し、地域の仮題だった空き家が、大きな価値へと転換し始めている」

――― 最後に大河代表にこう聞いた。なぜこうした空き家活用サービスをどこよりも早く手がけ、利益の薄い地域事業に、不動産企業として事業の柱にすえるのか、と。大河代表はこう教えてくれた。

「空き家のまわりには、たとえば都心では駅前の商業エリア、地方では山や畑や更地がある。空き家をリノベーションして5年間貸し出して終わりじゃなくて、その先やまわりで創出機会がつながる。アキサポを通じて、『空き家を任せるならばジェクトワン』となれば、その先の街づくりや地域活性化というチャンスにつながりがる。我々はそうした近未来ビジョンを具現化していく道をつくっている」

――― 5年目を迎えるジェクトワンの「アキサポ」。そのリアルな実例とビフォーアフターは、別記事「空き家がこんなに変身! いまどき不動産会社女子が手がける「アキサポ」ジェクトワン空き家活用プランナー(下写真右)のリアル」(https://tetsudo-ch.com/10207946.html)をチェックしてみて。

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