JR東日本は、「MaaS・Suica推進本部」「エネルギー戦略部」を6月23日に新設する。

「MaaS・Suica推進本部」は、技術イノベーション推進本部のMaaS事業推進部門と、SuicaやJRE POINT関連業務などを所管しているIT・Suica事業本部を統合し、本社内に設置。「モビリティ・リンケージ・プラットフォーム」と「決済プラットフォーム」の2つのプラットフォームの拡充・連携を加速させ、利便性のさらなる向上を図る。

また、移動情報・購入情報・決済情報などのビッグデータを活用したデータマーケティングを推進し、利用者の個々のニーズに応じたサービスの提供と、新たなサービスの導入を実現していく。

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技術イノベーション推進本部では、運行やメンテナンス、サービスなどあらゆる場面で「デジタルトランスフォーメーション」を加速するため、 グループ全体のシステムを統括し、部門を超えたデータ利活用を推進。5Gをはじめとした最新技術の導入、知的財産戦略の強化などにも取り組んでいく。

「エネルギー戦略部」は、環境長期目標「ゼロカーボン・チャレンジ 2050」(2050 年度の鉄道事業 CO2排出量実質ゼロ)の達成や、水素エネルギーの利活用などのエネルギー多様化、電力のさらなる安全安定供給などへむけ、社外との連携や技術開発等の強化を通じ、エネルギー戦略を大胆に策定、強力に推進する。