イメージ写真:PIXTA

JR旅客6社は9月1日から、全国のグリーン車が一定期間乗り降り自由の企画きっぶ「フルムーン夫婦グリーンパス」を発売する。初発売は1981年で、国鉄時代から続く全国型のきっぷとして来年40周年を迎える。

幹線系線区を除いて空席が多いグリーン車の利用促進策として、当時の国鉄旅客局が発想した。購入できるのは一般用が夫婦の年齢合計88歳以上、シルバー用が夫婦どちらかが70歳以上で、平日に夫婦2人で旅行できる退職者の利用を想定する。コロナ禍の今年は様相が一変したが、夏休み終了と同時に発売。発売期間は2021年5月31日まで。利用期間は2020年10月1日~2021年6月30日までの連続した5、7、12日間。多客期の12月28日~1月6日、3月21日~4月5日、4月27日~5月6日は利用できない。

乗車できるのはJR線の特急、急行、快速・普通列車のグリーン車・普通車のほか、JR西日本宮島フェリーなど。新幹線「のぞみ」「みずほ」には乗車できず、グランクラスなどでは追加料金が必要。発売額は、5日間の一般用8万4330円、シルバー用7万9330円など。

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文:上里夏生