「大きな自然災害が発生するたびに心を痛め、被災された人へ、自分に何ができるかと考えた」

「レーサーである自分ができることは、自分が走る姿を見せることしかできない」

そう思っていたボートレーサー毒島誠が、レース獲得金を被災地に寄付し続ける功績を讃えられた。

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毒島は、自然災害が発生するたびに被災地のためにと獲得賞金の一部を日本財団「災害復興特別基金」に寄付し続けた功績が認められ、国土交通大臣から推薦を受け、閣議決定を経て5月30日付での紺綬褒章を授与された。

5月30日に紺綬褒章を受章した毒島は、日本財団で9月1日に行われた褒章伝達式に登場。同式で、日本財団 笹川陽平会長から毒島へ、紺綬褒章が手渡された。

「がんばっていい結果を出し、それを被災者に寄り添って活動している人たちへの活動資金として寄付することはできると思い、レースに参戦している。今後もみなさんに元気を届けられるようなレースをしたい」(ボートレーサー毒島誠)

紺綬褒章は、公益のために私財を寄付し、その功績が顕著な個人や団体に対し、内閣の助言と承認のもと、天皇陛下から授与される褒章。

毒島誠は、1984年1月8日生まれ。群馬県桐生市出身、登録番号4238。2019年開催「SG第65回ボートレースメモリアル」でSG5勝目をあげるなど、めざましい成績を記録し続けるプロボートレーサーのひとり。