京王電鉄、車体更新 ホーム安全対策 連続立体交差事業 駅舎補助電源装置設置などに225億円

2020.11.04

京王電鉄は今年度(2020年度)、8000系や1000系の車両更新をはじめ、京王線 笹塚~仙川 連続立体交差事業、ホーム安全対策、車両・踏切における防犯対策、耐震補強、自然災害対策、照明の省エネルギー化、駅舎補助電源装置の増設などをすすめる。

2020年度鉄道事業設備投資は総額225億円。

駅舎補助電源装置の増設

車両がブレーキを入れたときに発生する回生電力を、鉄道施設内の設備で活用させる駅舎補助電源装置を、若葉台車両基地に設置したほか、めじろ台駅への導入をすすめる。東府中駅・高幡不動駅・北野駅にはすでに設置済み。

京王線 笹塚~仙川 連続立体交差事業

京王線 笹塚~仙川 連続立体交差事業は、事業主体の東京都・世田谷区・渋谷区・杉並区とともに、実施中。

2020年度は、引き続き用地取得や土留杭の設置、高架橋基礎杭の構築などをすすめる。

この事業が完了すると、笹塚駅から仙川駅間の約7.2kmが高架化され、25か所の踏切が廃止に。

これにより、道路と鉄道それぞれの安全性が向上し、交通渋滞の解消や、鉄道によって分断されていた地域の一体化がすすむ。

踏切障害物検知装置の整備

井の頭線31か所の踏切道に監視カメラを設置。これにより井の頭線のすべての踏切道に設置が完了した。

このほか、踏切内の異常を検知する踏切障害物検知装置の整備を引き続き実施していく。

耐震補強・自然災害対策

大規模地震に備え、鉄道施設の耐震性を向上させるため、高架橋や盛土区間、新宿~笹塚のトンネル部などの耐震補強工事や、コンクリート製の電力柱を鋼管柱に更新する工事を引き続き実施。

また京王線では、大雨対策として高尾線の線路脇斜面を防護する工事を引き続き実施。井の頭線では、強風の影響による列車遅延対策として、駒場東大前~池ノ上駅に防風壁を設置する。

ホーム安全対策

◆ホームドア……飛田給駅ではことし5月に1番線にホームドアを設置し、全番線への整備が完了。下北沢駅では、ホーム補強工事をすすめる。

◆ホームと車両の隙間対策……ホームと車両の隙間を縮小するため、転落防止ゴム(くし状型のゴム)を新宿駅・調布駅・飛田給駅に設置。京王稲田堤駅1番線へも整備していく。

◆注意喚起ライン……ホーム縁端部の視認性向上を目的として、計11駅に注意喚起ラインを施工する。

駅のリニューアル

◆新宿駅……新宿駅京王新線口で、旅客トイレのバリアフリー化を目的とした改修工事をことし6月に実施したほか、9月に改札外の段差解消用としてエレベーターを新設した。

◆仙川駅……2018年度から実施してきたバリアフリー機能や利便性向上を目的とした旅客トイレ改修やエスカレーター新設に続き、ことし8月に駅併設店舗へ直通する出口専用改札口を新設したほか、9月からは下りホームと改札階を結ぶエレベーターを更新・大型化し、リニューアル工事が完了した。

駅や車両のLED化

駅構内の照明や車両前照灯のLED化を推進。2020年度は、笹塚駅やつつじヶ丘駅などのホーム・コンコース照明、京王線9000系車両8本(16両)の前照灯のLED化工事を実施する。

◆鉄道チャンネル公式YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCEU1PILeEG2tUBHMURn7BBg


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