JR中央線の線路脇に野生動物よけ鹿ソニックを試験導入、自動車むけ機材を鉄道線に応用

2020.11.25

新宿~甲府~松本を結ぶ中央線のJR東日本 八王子支社エリア区間で、野生動物よけ忌避音発生装置「鹿ソニック」を13か所に試験導入する。

試験導入期間は12月14日~2021年12月14日。

ティ.エム.ワークス社が手がける鹿ソニックは、鹿などの野生動物と自動車との衝突事故を防ぐべく開発され、動物が苦手とする 12kHz~30kHz 高周波音を照射し、傷つけることなく警告する装置。

もともと自動車車載むけに開発された鹿ソニックを、線路脇の架線柱などに取り付けるイメージ。

設置区域/設置数/設置区間/設置位置は次のとおり。

山梨県大月市初狩町/4か所/初狩駅~笹子駅/上下線に各2か所

山梨県大月市笹子町/2か所/笹子駅~甲斐大和駅/下り線に2か所

山梨県甲州市大和町/2か所/甲斐大和駅~勝沼ぶどう郷駅/下り線に2か所

山梨県甲州市塩山牛奥/5か所/勝沼ぶどう郷駅~塩山駅/下り線に3か所、上り線に2か所

ティ.エム.ワークス社 鹿ソニック のスペックは次のとおり。

・12V専用 品番 RK001 価格19000円(税別)
・24V専用 品番 RK002 価格19000円(税別)
・20kHzから30kHzの高周波音35パターンをランダムに照射
・照射距離50m~70m
・照射角度中心から左右30度
・エンジン始動でスイッチON/エンジン停止でスイッチOFF
・防水型スピーカー5機搭載
・自動復帰型ヒューズを内部に搭載
・寸法:縦50mm/横65mm/奥行45mm
・専用取付ステーを付属

一般自動車むけに開発されたこの鹿ソニックは、全日本ラリー選手権出場車にも装着実績がある。

2018年 圭rally project 『アルファロメオジュリエッタ』が鹿ソニックを装着し、全日本ラリー選手権に参戦。北海道ラリー競技中のリエゾン区間において3匹の鹿と遭遇し、車両が近づくと鹿は避けって行ったとの報告を受け、その性能が実証された。

直近では2019年/2020年 圭rally project『フォルクスワーゲンポロGTI』にも鹿ソニックを装着し参戦を続けている。


LINEで送る

オススメ記事

こちらの記事もオススメです