アイトスとクラボウは、クラボウの特許技術を用いた立体裁断パターン「ムービンカット」を採用したワーキングウェア「ムービンカット」シリーズについて、その最新モデルの作業負荷試験結果を都内で発表した。

ことし9月から販売が始まったアイトスワーキングウェア「ムービンカット」シリーズは、作業従事者の動きに対して、肩や腕のつっぱり感を軽減し、動きやすくする立体裁断パターンで、アイトスが2000年からワーキングウェアシリーズにラインナップ。

ムービンカットの立体裁断パターンを取り入れることで肩や肘の可動域が広くなり、前方向・横方向に動きやすくなるという点が特長。

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製造業・建設業・農業・ビルメンテナンス業・フード業など、各分野で累計販売点数800万点を超える超ロングセラーシリーズへと定着した。

従来モデル比で13〜23%の負荷軽減

今回の試験は、このムービンカットにクラボウの最新立体裁断パターンを採用した最新モデル(長袖ブルゾン)と従来モデルを、ユニチカガーメンテック社で比較試験。

着用試験では、筋肉が動くときに発生する電気量を筋電図で測定。その結果、最新モデル(リニューアルモデル)の上下90度方向と水平方向について、各仕様タイプとも従来モデル比で13〜23%の負荷軽減を確認した。

「今回の試験結果で、着やすさ・動きやすさなど機能面で優位性がデータで立証できた。今後は作業現場以外、スポーツやクリエイティブなど、一般市場へもスタイルを調和させて展開していきたい」(アイトス 伊藤崇行 代表取締役社長)

―――作業現場をメインに累計販売点数800万点を超えてきたアイトスのワーキングウェア「ムービンカット」シリーズ。今回のクラボウ新特許技術を採用した最新モデルで、「2022年度には累計販売点数1000万点をめざす」という。