JR線で自社線がつながる私鉄、鉄道省時代の電気機関車が運ぶ伊豆箱根鉄道_西武鉄道でも甲種輸送の動き

2021.01.22

新鶴見機関区所属 EF65形電気機関車2060が、伊豆箱根鉄道 大雄山線 5000系 5503編成を引いて東海道線を行く―――。

1月20日、伊豆箱根鉄道 大雄山線 5000系 5503編成が甲種輸送された。どこへ行ったかというと、同じく伊豆箱根鉄道の駿豆線、大場駅の手前にある大場工場(静岡県三島市)。

伊豆箱根鉄道は、神奈川県の小田原~大雄山を結ぶ大雄山線9.6kmと、静岡県の三島~修善寺を結ぶ駿豆線19.8kmを運行している。

車両の検査・修繕などを行う工場は、駿豆線 大場工場で行うってことで、大雄山の車両は、小田原と三島の間をJR東海道線を伝って運ばれる。

大雄山線側では、こうした5000系輸送にコデ165形と呼ばれる伊豆箱根鉄道 事業用車がけん引する。鉄道省が1928(昭和3)年につくった30系がルーツの旧型車で、いまも現役。今回もこのコデ165形が小田原まで運んだ。

いっぽうの駿豆線側では、こんどは凸型のED31形電気機関車がつく(↑↑↑イメージ画像)。もとは西武鉄道が1948(昭和23)年に入れた31形で、1952(昭和27)年に譲受。現在、ED32号とED33号の2機が在籍している。

こうした「JR線で自社線がつながる私鉄」は、関東の大手私鉄にも存在する。

たとえば西武鉄道。武蔵境と是政を結ぶ西武多摩川線は、JR中央線・武蔵野線を介し、新秋津から分岐する連絡線で、西武池袋線とつながってる。

この西武鉄道でも1月、多摩川線用の新101系が甲種輸送されるみたい。ちなみに西武線の線路から新秋津JR連絡地までを行き来する輸送列車は、伊豆箱根鉄道などの電気機関車けん引タイプではなく、4両編成の西武電車を使うケースが多い。


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