モーニング・ウィング3号で使用する1000形新造車両(最終製作中) 写真:京急電鉄

京急電鉄は2021年1月27日、終電繰り上げやGW後の「モーニング・ウィング3号」の12両編成化などを盛り込んだダイヤ改正を、2021年3月27日に実施すると発表した(平日ダイヤは3月29日改正)。

終電繰り上げ、日中時間帯の一部普通列車の運行形態変更

※1月20日から実施している緊急事態宣言に伴う最終列車の繰り上げとは内容が異なる。

夜間における保守作業時間の確保および鉄道係員の労働環境の改善、新型コロナウイルス感染症の流行による深夜時間帯の利用状況の変化を踏まえ、平日の終電を繰り上げる。

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平日下り方面は大師線以外の各線でおおむね15~30分、平日上り方面は空港線、逗子線を繰り上げる。土休日ダイヤの終電繰り上げおよび平日・土休日ダイヤの初電繰り下げは行わない。また、3密回避のため終列車前に列車の増発も行う。

終列車前の増発列車 画像:京急電鉄

また、2020年5月9日(土)から一部普通列車を運休している日中時間帯の品川駅~京急蒲田駅間については、現在の利用状況をふまえ、輸送力の適正化ならびに乗務員の感染防止対策・労働環境の改善を図り、本ダイヤ改正から普通列車の運行形態を他区間同様10分間隔とする。

「モーニング・ウィング3号」の12両編成化

2021年5月6日(木)から、「モーニング・ウィング3号」の金沢文庫~品川駅間を12両編成化する。三浦海岸~金沢文庫駅間を新造車両の1000形4両編成(トイレ付き)で運行し、金沢文庫駅にて8両編成と増結、12両編成で運行するという形をとる。これにともない座席数は539席から667席になり、128席拡充される。

なお、モーニング・ウィング1号の上大岡発時刻、3号の金沢文庫発・上大岡発時刻はダイヤ改正に伴い変更となる。

ダイヤ改正後の各駅時刻表や各ウィング号の時刻については、2021年3月頃から各駅、同社ホームページの「路線図・各駅情報」、「座席指定ウィングサービス」などで順次告知される。

鉄道チャンネル編集部