JR東日本は2021年2月9日、4月から始まる『東北デスティネーションキャンペーン』(以下、東北DC)に合わせ、東北・北海道、山形、秋田新幹線にえきねっと会員限定「お先にトクだ値スペシャル(乗車券つき)」(50%割引)を設定すると発表した。利用期間は2021年4月1日~9月30日。

乗車券と特急券が半額になる「お先にトクだ値スペシャル(乗車券つき)」(50%割引)は、昨年から始まった「旅に出よう!日本を楽しもう!」キャンペーンにおいて、本年3月31日までの期間限定で各方面の新幹線に設定されていた。これが東北新幹線系列で4月から改めて半年間設定されるというイメージだ。

目を引くのはプレス発表資料の “「普通車指定席」だけでなく、目玉として、これまで設定したことのない「グリーン車」、「グランクラス」(飲料・軽食なし)に「お先にトクだ値スペシャル(乗車券つき)」(50%割引)を設定します。” という文言。

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グランクラスに関してJR東日本広報部に問い合わせたところ、アテンダントサービス付きの「東京~盛岡・新青森・新函館北斗を始発・終着とする『はやぶさ』」を除く東北・北海道新幹線のグランクラスに設定するとのことだった。

※「東京~盛岡・新青森・新函館北斗」を始発・終着とする『はやて』や「東京~盛岡」を始発・終着とする『やまびこ』でもアテンダントサービスが提供されていたが、これらの列車は2021年3月13日のダイヤ改正でグランクラス料金の見直しを行い、「飲料・軽食なし」となる予定。

なお、新型コロナウイルスの影響で、同社は2021年1月16日以降に運転する全ての列車でグランクラスの発売を見合わせている。サービスを再開する際は改めて告知される。

東北DCは東北観光推進機構を中心に、東北6県の自治体や観光関係者とJR旅客6社などが一体となって行う大型の観光キャンペーン。東北6県で6ヶ月開催するのは今回が初めて。

鉄道チャンネル編集部