瀬戸内の岡山と、山陰の鳥取・米子や島根・松江を結ぶ中国地方縦断路線、伯備線。

国鉄形特急車両381系による特急 やくも が走るこの伯備線で、線路内への倒木が相次いで発生している。

4月30日には、伯備線 方谷(岡山県高梁市)~井倉(岡山県新見市)の間で倒木が発生し、特急 やくも 14号の運用についていた381系のパンタグラフが破損。

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自走できなくなったこの381系を、JR西日本 後藤総合車両所所属のDD51形ディーゼル機関車がけん引し、同 出雲支所へと運んだ。

381系電車は密着連結器、DD51形ディーゼル機関車は自動連結器と、異なる連結器を持つことから、今回の救護回送には、この異種連結器の間に中間連結器というアダプターを取り付け運ばれたか。

中間連結器は、都心の相互直通運転路線などでのトラブル時にも登場する可能性がある。

たとえば京急車は密着連結器で京成車や都営車は自動連結器、東急車は自動連結器でメトロ車や西武車が密着連結器を採用していることから、中間連結器が存在する。

◆岡山 毎時05分発 特急やくも、最後の国鉄形381系の行方と伯備新幹線構想
https://tetsudo-ch.com/10340001.html
◆新大阪発京都経由鳥取・松江行き「山陰新幹線」を考える 地元は整備新幹線への格上げ熱望
https://tetsudo-ch.com/11291235.html
◆クイズ:特急やくも新型か、はたまた…!?
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(画像は出雲市駅にとまる特急やくも381系 イメージ)