関西の住みたい街ランキング1位、阪急神戸本線と今津線がほぼ直交する駅、西宮北口駅。副駅名、阪急西宮ガーデンズ前。

ここ西宮北口と今津を結ぶ今津線(今津南線)のりばは、1面1線の高架ホーム。その脇に、高架と地平を結ぶ連絡線がある。

この連絡線を介し、今津南線用の電車が神戸本線の線路を伝って西宮車庫などへ出入りできる。

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この地平にある今津南線・神戸本線 連絡線の途中にある踏切が、球場前踏切。

その名のとおり、ここにはかつて、野球場があった。

阪急電鉄が保有していたプロ野球チーム、阪急ブレーブス(オリックス・ブルーウェーブ)の本拠地―――阪急西宮球場。

1937年に開業し、2002年までの65年間、阪急ファンに親しまれたスタジアムで、その脇にある踏切の名が、球場前踏切として残っている。

球場の名残は、道路名や副駅名にも残っていた。西宮北口駅の副駅名には、球場の名にあわせて、阪急西宮球場前、阪急西宮スタジアム前などとつけられていた。また、球場前橋や球場前線といった道路もある。

↓↓↓国土地理院1994年の上空写真には、阪急西宮スタジアムの姿が映っている。西宮競輪場のトラックもみえる。

日本初の2階建スタンドと全面天然芝のグラウンドを持つ野球場、阪急西宮スタジアムは、1996年、阪神タイガース VS 広島東洋カープの対戦を最後にプロ野球公式戦の舞台に幕を下ろし、いまその跡地に現在の副駅名でもある阪急西宮ガーデンズが出現している。

上空写真画面右にみえる車両基地は阪急電鉄 西宮車庫。右下にみえるカーブした道路は、名神高速 西宮線。

◆地平ホーム時代の今津駅、阪急と阪神のホームが並んでいたころ
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