自動車ルートを優先した“貨物駅” 国道沿いで遭遇するコンテナ集積地

2021.05.18

クルマで高速道路や自動車専用道のインターチェンジ付近を走っていると、JR貨物のコンテナが整然と並べられた“駅”に遭遇することがある。

いまでいうオフレールステーション(Off-rail-station:ORS)という物件で、その名のとおり、線路がない貨物駅、鉄道コンテナ取り扱い中継地。

JR貨物の貨物列車で運ぶ荷物のなかには、こうしたオフレールステーションを中継地として、列車へ、送付地へと荷物が運ばれる。

オフレールステーションのルーツには、もともと線路がつながっていた貨物駅のほかに、コンテナセンターと呼ばれるコンテナトラックの自動車代行駅などもある。

たとえば福知山オフレールステーション

もともと線路や貨物駅があった地に出現したケースとは違い、トラックのアクセス性などに配慮して置かれた例が、福知山オフレールステーション。

福知山駅は、1986(昭和61)年に貨物取扱を廃止。その代替として福知山コンテナセンターを置き、国鉄民営化後にその拠点を3.5kmほど東の国道9号工業団地付近に移した。

画像は国土地理院1975年の福知山オフレールステーション付近。国道9号インターチェンジ付近にはまだ工業団地の光景はない。このICの左側(西側)に現在の福知山オフレールステーションがある。

福知山オフレールステーションではいま、吹田貨物ターミナル駅・百済貨物ターミナル駅・安治川口駅・大阪貨物ターミナル駅へむけてトラックが結んでいる。

大阪貨物ターミナル駅へは1日2往復、百済貨物ターミナル駅・安治川口駅へはそれぞれ1日1往復、吹田貨物ターミナル駅へは往路のみ1本のトラック輸送が行われている。

この福知山オフレールステーションの700m東のやはり国道沿いに、荷役作業を担う日本通運 舞鶴支店福知山事業所がある。


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