中央線 西八王子―高尾にあった“駅”

2021.07.25

ここは東京都八王子市並木町。その地名の通り、国道20号 甲州街道のなかでも、みごとな銀杏(いちょう)の並木道ができている区間にある。

Googleマップで、「多摩御陵入口」と入れて検索すると、この八王子市並木町にある、甲州街道と多摩御陵参道が交差する点が表示される。

甲州街道よりも立派なつくりの多摩御陵参道は、その名のとおり、昭和天皇 武蔵野陵や大正天皇 多摩陵などがある多摩御陵へと続いている。

その多摩御陵参道はどこから始まっているかというと、中央線の線路からのびている。

この中央線の線路と多摩御陵参道の接点に、かつて駅があった。

その名も、東浅川仮停車場。

画像↑↑↑は国土地理院1961年。画面左下の鉄道ヤードが高尾駅。画面右の中央線線路から「へ」の字にのびる道が多摩御陵参道。

東浅川仮停車場は、大正天皇葬儀むけに設置した皇室専用の停車場で、1927(昭和2)年開業。駅舎は甲州街道へむいて建っていた。

皇室も移動が鉄道からクルマへとシフトし、この東浅川仮停車場も1960(昭和35)年に廃止。いまその跡地には、陵南会館という八王子市の集会施設がある。

―――そしてこの陵南会館に、“新たな駅舎”が出現するという計画は、またこんど。

◆中央線や山手線の車掌ドア付近にある青色LED照明
https://tetsudo-ch.com/11505564.html

◆かつての東京飛行場への専用線、一式戦闘機 隼 がいたころの線路跡
https://tetsudo-ch.com/11480712.html

◆いまも残る帝都高速度交通営団マンホールと大正期の橋脚【動画】
https://tetsudo-ch.com/11153950.html


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