「これからも地域とともに歩むモノレールとして」

5602形に取り付けられた記念ヘッドマーク。ガラスドアを通した車内への掲出です。

最終章では、湘南江の島駅での50周年記念セレモニーの様子をリポートします。湘南モノレールのオフィシャルサポーター、DJ・HAGGYさんがMCを務めたセレモニーでお披露目されたのは50周年記念マーク。「50th」の文字と、モノレール車両、それに沿線の森や湘南の海、車窓に広がる富士山などをあしらった、神奈川県葉山町のデザイナー・朝川賢一さんの作品が応募157点から最優秀賞に選ばれました。これから1年間、列車ヘッドマークのほか、さまざまなイベントなどに使用されます。

デザイナーの朝川さん(前列中央)が尾渡社長(右端)から表彰状を受けました。朝川さんは、たまたま初めて乗車した湘南モノレールの駅ポスターで、記念マークの募集を知ったそうです。

尾渡社長は、「これからも皆さんに愛されるモノレールとして、次の50年に進みたい」と宣言。鈴木恒夫藤沢市長や藤沢商工会議所の増田隆之会頭らとともにくす玉を割った後、5階ホームに上がり、記念ヘッドマークを列車に掲出。須田忍駅長の出発合図で、記念列車は大船に向け発車しました。

湘南モノレールからは50周年記念として、「全線開通50周年記念入場券セット発売」、「記念スタンプ帳販売」、「鎌倉女子大学などと『モノレールしんじょのおやき』考案」、「記念オリジナルビール『イエローコメット』『パープルコメット』限定販売」の4件のニュースが発信されています。今後も話題豊富な湘南モノレールに注目しましょう。

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文/写真:上里夏生