JR東海は、リニア中央新幹線 第一首都圏トンネル新設(北品川工区)工事の調査掘進を10月14日から着手する。

資料画像はJR東海が2020年3月に公表した画。

リニア中央新幹線 第一首都圏トンネル新設 北品川工区は、第一首都圏トンネル36.9kmのうち、品川駅寄りの9.2km。東京都港区港南から神奈川県川崎市中原区等々力までの間。

この区間で、シールド機組み立てなどの作業は、北品川非常口の工事施工ヤードで行う。

東海道線・山手線 分岐点から掘進

北品川非常口の現場は、品川区 子供の森公園の西側。品川駅の南側、東海道線・京浜東北線と、東海道新幹線・山手線・横須賀線が分かれる付近。

また、この北品川非常口工事施工ヤードで別工事の北品川変電施設(地下部)新設工事を同時期に実施するため、相互に連携し工事を行っていく。

3年かけて等々力非常口へ到達

北品川非常口から動き出すシールドマシンは、トレーラーやトラック等で輸送できる大きさに分割し、工事施工ヤードに搬入。

工事施工ヤードに搬入後、200t クレーンで運搬車両から荷を卸し、200t クレーンと 750t クレーンを使用し、地上で仮組み。

仮組みした部品は、750t クレーンで立坑内に降ろし、シールド機を組み立てていった。

このシールドマシンは、地上から83メートル地下から掘進。3年かけて等々力非常口へ到達する見込み。

また、北品川非常口~等々力非常口のシールドマシン掘進が終わると、こんどは北品川非常口から品川駅へむけてシールドマシンが動き出す計画。

画像:JR東海
記事:鉄道チャンネル(https://tetsudo-ch.com/