グループの大本・田園調布では出発式を開催

田園調布駅で行われた東急グループ100周年トレイン出発式の様子

同日、田園調布では「東急グループ100周年トレイン」の出発式も行われた。セレモニーでは東急グループ代表 野本弘文取締役会長が登壇し、出発式の挨拶を行った。野本会長は東急の生みの親である渋沢栄一にも触れ、田園都市・まちづくりの計画や目黒蒲田電鉄が設立された経緯を語った。田園調布は100年前からその良さを随所に残しており、地元の方々の努力により今日の姿を保つことができたという。

「わたくし共にとっても田園調布は東急のブランドの一番の大本。それがあるがゆえに東急沿線は素晴らしいですね、住みたいですねと言っていただけるのではないかなと誇りに思っております。こうしたまちづくり・色んな事業を通じて、これからも東急グループは皆様とともに一緒に頑張ってまいりたい。皆様方から愛顧され、信頼される企業としてこれから100年も続けていきたい」

東急グループ代表 野本弘文取締役会長

セレモニーではその後、住人を代表し田園調布会 佐々木功副会長の祝辞が読み上げられ、渋沢栄一と田園調布のまちづくり、鉄道との関係などが語られた。100周年を迎える東急グループからは「次の100年も一緒に成長させていただきたい」という決意を込めて、沿線の未来を担う子供たちへ未来への記念切符が贈呈された。

未来への記念切符贈呈

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出発記念セレモニー終了後、12時17分ごろ「東急グループ100周年トレイン」が田園調布駅に入線。地元の方々が30名乗車し、田園調布駅駅長の合図で出発していった。

「東急グループ100周年トレイン」と田園調布駅駅長による出発合図
田園調布地元住民が30名乗車し、12時20分ごろに出発していった

東急グループを構成するのは230社5法人(※2021年3月末時点)。交通事業のみならず不動産事業、生活サービス事業、ホテル・リゾート事業を主な事業分野とし、鉄道を中心とした「まちづくり」を根幹として事業を進める。2022年4月からの1年間は100周年期間と位置付け、様々な取り組みを実施していくという。