阪急電鉄は2022年8月3日、全駅に可動式または固定式のホーム柵を設置すると発表しました。2040年度末頃の整備完了を目指します。

また、駅構造の問題からバリアフリールートの確保が困難だった中津駅でもエレベーターなどを整備し、全駅のバリアフリー化に取り組みます。

車両においては、最新型の1000系、1300系で扉の開閉予告装置や車内案内表示器の設置、車いすスペースの拡大などのバリアフリー化を行っていますが、他の車両においてもこうした設備の導入を進めます。

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2021~2035年度のバリアフリー整備費用は900億円を超える見込みで、阪急電鉄はこの費用の一部を「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用して調達し、整備費等に充当します。

2023年4月より、神戸高速線を除く阪急線全線で運賃にバリアフリー料金を加算。定期外の乗車では磁気券・普通券いずれも10円、通勤定期券は1ヶ月定期に380円、3ヶ月定期に1,080円または1,090円、6ヶ月定期に2,050円または2,060円が加算されます。

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(阪急電車イメージ 写真:のりえもん / PIXTA)