埼玉県所沢市の西武球場前駅。

西武鉄道狭山線・山口線(レオライナー)の終点であり、埼玉西武ライオンズの本拠地「ベルーナドーム」最寄り駅。その改札口に西武鉄道の初代特急レッドアロー「5000系」のカットモデルが登場し、鉄道ファン・埼玉西武ライオンズファンを中心に話題になっています。

ファンの間でカットモデルの存在が確認されたのは2023年6月22日(木)。どうやら6月30日(金)から始まる「西武特急シリーズ」のイベントに先立ち、搬入されたようです。

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西武鉄道広報部によりますと、このカットモデルはイベント第二弾の終わる9月3日ごろまでは設置する予定ということです。その後どうするかは現時点では決まっていません。

「5000系」カットモデルは西武鉄道の車両基地イベントで展示されることがありますが、改札口にドンと設置されている光景はなかなか見られるものじゃない!ということで、現地を訪れるファンの姿も見かけます。実際に間近で見てみると、意外な大きさにびっくりしてしまうかも……?

そもそも西武特急シリーズってどんなイベント?

「西武特急シリーズ」は、埼玉西武ライオンズとファン、地域の方々の生活に根付いてきた西武鉄道が一体となり、沿線の地域を盛り上げようと企画したものです。

2023年6月30日(金)~7月2日(日)および9月1日(金)~3日(日)にベルーナドームで開催される一軍公式戦6試合、6月30日(金)~7月2日(日)、9月3日(日)にCAR3219フィールドで開催されるイースタン・リーグ公式戦4試合の計10試合にて開催し、それにあわせ様々なイベントを実施します。

今回の「西武特急シリーズ」では、記念乗車券の発売、特急Laviewの車内自動放送を担当する久野知美アナウンサーによるベルーナドームでのゲストアナウンス、埼玉西武ライオンズの選手たちによる応援メッセージの車内放送などが予定されています。

鉄道ファンとして特に注目したいのは、イベントにあわせた臨時特急ニューレッドアローの池袋線運行でしょうか。7月1日に「ドーム91号」として、池袋駅 15時38分発 → 西武球場前駅 16時15分着で走ります。

西武球場前駅ではこの臨時運行にあわせて初代特急レッドアロー「5000系」のモックアップを展示。これによりニューレッドアローの「10000系」、そしてLaviewの「001系」の3世代が揃います。ニューレッドアローとLaviewの同時停車は同日17時15分~18時頃まで。

イベントの詳細については「西武特急シリーズ」の特設サイトをご確認ください。

※注:「モックアップ」とは、実車両を模した試作品の模型のこと。デザインの確認や設計段階での課題の洗い出しなどに用いられます。現在西武球場前駅に設置されている実車の「カットモデル」と、「西武特急シリーズ」イベントで展示される「5000系」の「モックアップ」は別のものになります。

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