内装は木目調で「安らぎの空間」を演出

泉北9300系車内の様子 濃い木目調のデザインで落ち着きと安らぎの空間を演出します

南海8300系も新しい車両では車内に「木目調」のデザインを採用していますが、泉北9300系はより濃い色調となっているのが特徴。まるで家の中にいるような落ち着きと安らぎの空間を演出しています。モケットの色は一般座席が赤系の濃淡2色、優先座席は黄色です。

特徴的なのはドア横のスペースが広めにとられている点でしょうか。9300系ではすべての車両に多目的スペース、車いす・ベビーカースペースが配置されており、キャリーバッグなど大きな荷物をお持ちの方も利用しやすいよう配慮されています。

スーツケースなど大きな手荷物などをお持ちの方にも使いやすい設計です
泉北9300系の運転台。マスコンは12000系特急と同じ設計だそうです

環境と人に優しい新型車両9300系、当面は4両編成を2本連結し、8両で和泉中央~難波駅間を走ります。泉北高速鉄道ではデビュー前に運転体験イベントや試乗会も予定されているといます。

インタビューに答える泉北高速鉄道技術部車両課長 山田健太郎さん

記事:一橋正浩

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