京都府宮津市に本社を置くWILLER TRAINSは27日、1990年~2011年に定期運行していたタンゴ・エクスプローラーの「オマージュトレイン」を運行すると発表しました。

「タンゴ・エクスプローラー」は、1次車が1990年、2次車が1992年に登場。2011年3月までの約21年間、京都駅や新大阪駅から直通する特急「タンゴ・エクスプローラー」として運行を続けました。

定期運行終了後も臨時列車や団体列車として京都丹後鉄道沿線を走行。その人気は高く、2020年4月には運行開始30周年として限定グッズや記念きっぷの販売、フォトコンテストなども実施されています。

ADVERTISEMENT

SNS等では当時を懐かしむ声や現車両の保存を望む声も散見され、また乗りたい・運行している様子を見たいといった声も多く寄せられているといいます。WILLER TRAINSはそうした声に応え、感謝の気持ちを伝えたいという気持ちから「オマージュトレイン」の運行を決定。KTR800形車両を使用し、タンゴ・エクスプローラーを外観と内装で再現します。

「TANGO EXPLORER オマージュトレイン」車両ラッピング(画像:WILLER)

ボディーカラーはライトベージュメタリックのカラーとし、ボディーラインには宮福線で親しまれた赤と緑を採用。側面には「Revival homage」と記されたタンゴ・エクスプローラーのロゴを配置します。

「TANGO EXPLORERオマージュトレイン」ロゴ(画像:WILLER)

内装面では、一部の座席は当時実際に使用していた座席を移設し、全ての座席に運行当時と同様の丹後ちりめんのシートカバーを設置。壁面には運行当時の走行写真を貼ることで、思い出に浸れるような内装に仕上がっています。

【関連リンク】