北急9000形増備車のラッピング電車が走り出す 箕面市の暮らしや観光の魅力をアピールするデザイン

北大阪急行の「箕面ラッピングトレイン」が2023年8月1日から運行を開始します。
ラッピングされるのは、2024年春の延伸線開業を見据えて増備された3本の9000形車両です。延伸線が通る箕面市の魅力をアピールするようなデザインとなっており、ラッピング電車としての運行は2025年3月末ごろまでを予定しています。
増備車3本のうち2本は箕面大滝や紅葉を基調としたデザイン、残る1本は箕面市PRキャラクターを描いたデザインになりました。愛称は前者が「箕面四季彩もみじ号」、後者が「ゆずるとモミジーヌ仲良しトレイン号」。箕面市がことし6月に実施した愛称募集により選ばれています。

箕面四季彩もみじ号

「箕面四季彩もみじ号」のラッピングは、箕面市の観光名所をモチーフに仕上げられたデザイン。「明治の森箕面国定公園や日本の滝百選に選ばれた箕面大滝など、紅葉(もみじ)を基調に、箕面の美しい四季のうつろいを鮮やかなグラデーションで表現した」と言います。
命名者は箕面市在住の松岡珠恵さん。「もみじは、秋の紅葉だけでなく新緑など四季折々に美しいので、秋以外にも観光に来てもらいたいとの思いを込めて名付けました」と愛称に込めた思いを語ります。
ゆずるとモミジーヌ仲良しトレイン号

「ゆずるとモミジーヌ仲良しトレイン号」のラッピングは、箕面市のPRキャラクターたちでダイナミックに描いたデザイン。電車の先頭部にキャラクターの顔を配置することで、温かみのある表情をした列車に見えます。
PRキャラクターの名前は「滝ノ道(たきのみち)ゆずる」と「モミジーヌ」。命名者は箕面市在住の寺内あかりさん(なんと、3歳だそうです)。「箕面市のキャラクターである、ゆずるくんとモミジーヌが仲良く、デザインされているため」と素朴で素直な命名です。

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