ラボイベントのキービジュアル(左)と、日本の鉄道車両界に大きなインパクトを与えた小田急ロマンスカー「NSE」(c)円谷プロ

2021年4月の開館以来、さまざまな形でのタイアップに力を入れる小田急電鉄の「ロマンスカーミュージアム」(小田原線海老名駅直結)。

今回のコラボは、テレビ特撮ものの名作「ウルトラセブン」。11月1日~12月4日開催の「ロマンスカーNSE60th記念展示 ウルトラセブンとロマンスカー・NSEが生まれた時代」は、作品を制作した円谷プロダクションが協力。鉄道と特撮、高度成長期を駆け抜けた〝ヒーロー〟の歩みを振り返る。

運転席を2階に上げ前頭部を展望席とした、小田急ロマンスカー「NSE」は1963年のデビューで今年が60周年。ウルトラヒーローシリーズ第2弾のウルトラセブンは、最初の放映が1967~1968年で同じく55周年だ。

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NSEとウルトラセブンは、いわば〝5歳違い〟の兄弟のような関係。もう一つ、第2話「緑の恐怖」では、防衛隊員・石黒になりすました植物生命体ワイアール星人が、NSEで箱根に向かうシーンがあり、今回の55年ぶりコラボにつながった。

記念展示では、1階ロマンスカーギャラリー付近に「ウルトラセブンとロマンスカー・NSEが生まれた時代」と名付けた、企画展示コーナーを特設。「ウルトラセブンと写真が撮れるフォトスポット」では、ファミリーで思い出の1枚を撮影してもらう。

期間中の11月12、26日には、ミュージアム学芸員がNSEとウルトラセブンの時代背景などを解説する、ガイドツアーを実施。各日定員約20人で、当日先着順で受け付ける。

さらに、12月2日には、「ロマンスカーミュージア特別プランとホテルトークショー・ウルトラセブンファン感謝イベント」と銘打ったファン感謝イベントを、海老名市内のホテルで開催。

小田急トラベルが主催するディナーショーでは、ウルトラセブンに変身するモロボシ・ダンを演じた森次晃嗣さん、キリノイチカ役の村山優香さんらが出演して、ウルトラヒーローの思い出を語る。

記事:上里夏生

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