特急「スーパーはくと」に使用されるHOT7000系(写真:IK / PIXTA)

2024年3月16日のダイヤ改正では、近畿圏と鳥取・倉吉エリアを結ぶ特急「スーパーはくと」にも動きが見られます。

「スーパーはくと」は、現行ダイヤでは6往復全ての列車が京都駅発着で運転されていますが、今度のダイヤ改正で大阪~京都駅間の本数は2往復まで減ることになります。

そのかわり大阪~鳥取駅間は1往復増発。さらに週末を中心に運転していた臨時列車も毎日運転とすることで、大阪~鳥取駅間を1日8往復とします。単純な減便・増発ではなく、運転区間を短縮することで大阪~鳥取間の本数を増やすかたちです。

ADVERTISEMENT

※ただし、「スーパーはくと10号・13号」は利用状況により運転を取りやめる場合があります。

さらに姫路駅では東海道・山陽新幹線と特急「スーパーはくと」の接続時間を改善。首都圏や中京圏と鳥取・倉吉エリアの移動時間を短縮します。短縮時間は東京→鳥取駅が最大22分、鳥取→東京駅が最大27分です。

たとえば東京駅を10時48分に発車する「のぞみ67号」に乗車し、姫路駅で「スーパーはくと7号」に乗り換える場合、これまでは姫路駅着が13時45分、同駅発が14時20分で35分かかっていました。新ダイヤではこれを8分に短縮。若干せわしなくはなりますが、この乗り換えなら東京~鳥取駅間の所要時間は5時間切りの4時間42分となります。

なお、「スーパーはくと」は「スーパーいなば」ともどもダイヤ改正を機に全車指定席となります。今後、乗車には乗車券と指定席特急券またはグリーン席特急券が必要となりますので、あらかじめJR西日本ネット予約「e5489」などで予約・変更等を行いましょう。

なお、智頭線内の上郡駅~智頭駅間のみ乗車される場合、指定席特急券は「e5489」では購入できません。その際は智頭線内の有人駅(上郡・佐用・大原・智頭の各駅)や大手旅行代理店でご購入ください。

【関連リンク】