昨年導入されたH100形石北線ラッピング車両(写真:Jun Kaida / PIXTA)

JR北海道は17日、国(鉄道・運輸機構)と北海道の支援を受け、H100形車両を新たに4両追加すると発表しました。いずれも地域の特色を生かしたラッピング車両とし、2024年2月から順次運行を開始します。

車両の価格は1両あたり約2.8億円。北海道高速鉄道開発(道高速)が取得し、これをJR北海道に無償貸与するスキームです。JR北海道は昨年度もこのスキームを活用し、H100形を4両追加していました。

今年度の車両は定期列車として、旭川~名寄・網走・富良野間、網走~緑間、長万部~苫小牧間、室蘭~東室蘭間で運行する予定です(※ただし上川~網走間および網走~緑間は、3月ダイヤ改正以降)。線区近傍の運転所に配置し、観光列車としても運行するということです。

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内装も観光列車として使用できるよう、一般のH100形とは異なるデザインに変更されます(昨年度の車両も同様です)。座席シート生地のデザインには、タンチョウやエゾマツなど北海道の自然や風景をイメージした絵柄を取り入れ、新しく追加するテーブルには北海道産のタモ材を使用。吊り手にも木材を使用することでより北海道の自然を感じられるものになりました。

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