東京臨海高速鉄道は東京都を主体に52の株主によって設立された第三セクター。お台場や臨海副都心周辺へのアクセスに便利な「りんかい線」を運営しています(写真:K.O / PIXTA)

都心と臨海部を結ぶ「都心部・臨海地域地下鉄線(臨海地下鉄線)構想」が一歩前進。小池百合子都知事の2024年2月2日記者会見によりますと、東京都、鉄道・運輸機構(JRTT)、東京臨海高速鉄道の3者で事業計画の検討を行うことに合意したということです。

「都心部・臨海地下鉄線」は東京~有明・東京ビッグサイト間(延長約6.1km)を結ぶ新路線構想です。

2040年頃の開業を予定しており、中間に「新銀座」「新築地」「勝どき」「晴海」「豊洲市場」の5駅を設置します(駅名は全て仮称)。都は「都心部・臨海地域地下鉄」を「ベイエリアの鉄道網を充実させて東京を魅力と活力にあふれた都市としていく上で重要な路線」と位置付けます。

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「臨海地下鉄の開通により晴海の選手村跡地や築地など沿線の利便性はさらに向上し、より一層個性豊かで魅力的なまちになる」(小池都知事)

都は今後も地元区と沿線のまちづくりについて連携するなど、関係者と協力しながら早期の事業化に取り組むとしています。

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