西武鉄道「サステナ車両」第1弾のデザイン・車両形式が決定 車両の改修やデザイン検討の様子を動画でお届け!
西武鉄道は「サステナ車両」第1弾の小田急8000形について、車両のデザインと車両形式が決定したことを発表しました。
デザインは、西武鉄道のコーポレートカラーであるブルーとグリーンをベースに、永遠や発展、繁栄を表す市松模様にアレンジしたものになります。
サステナビリティを重視しつつも「西武らしさ」「地域との共生」「環境負荷低減」をアプローチできるデザインを車両整備や点検、管理を行う社員から募り、全75作品の中から決定されました。提案者は入社3年目の若手社員とのことです。
そして、車両形式は小田急電鉄の「8000形」を踏まえて「8000系」となりました。
車両の改修やデザイン検討の過程を動画でお届け
また、西武鉄道がYouTubeにアップロードした動画では、8000系の改修工事やデザイン検討を行う様子を見ることができます。
武蔵丘車両検修場にて台車を改修工事用の仮の台車に取り替え、改修工事の作業に入ります。西武線内では使用しない配線や車両番号のプレート、小田急電鉄の銘板の撤去などを行ったり、小田急電鉄式の4人掛けシートを西武電鉄式の3人掛けシートに変更したりと、様々な作業を行っています。
そして車両デザインは全75作品の中から選ばれたあと、車両部、フィルムメーカー、デザイン発案者が集まり、実車を見ながら確認作業をしていきます。市松模様の見せ方やグラデーションの見え方などを考慮し、模様の大きさをミリ単位で調整したものを確認して最終決定されました。
西武鉄道は「当社では、新造車両の導入に加え、『サステナ車両』を並行して導入することにより省エネルギー化を加速させ、2030年度までに車両のVVVF化100%達成を目指すことで、安全・快適、かつ持続可能な社会づくりに貢献してまいります」としています。
(写真・画像:西部鉄道)
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