コラム【鉄の余談】26 2021年に廃止された日高本線に乗りました⑦
※2019年6月撮影
トップ画像は、JR北海道日高本線の様似側踏切から日高幌別駅。大きな駅舎があります。
これが大きな駅舎。三角屋根の出入口に馬の胸像があります。実は「レストビレッジ シンザン」という食堂や郵便局がある複合施設。この中に日高幌別駅の待合室もあります。胸像の馬は有名な五冠馬シンザンでしょうか。シンザンは、この地方で誕生したサラブレッドでした。
※2019年6月撮影
余談です。大学時代の友人の実家が京都競馬に競走馬30頭所有するブルジョワで、京都の懐石料理店などで何度か御馳走になりました。でも、一度も競馬場には行きませんでした。シンザンの活躍した京都競馬、馬主席というのも体験しておけば良かったかな・・・。
待合室の横に西幌別簡易郵便局があります。2階のレストランには行きませんでした。
※2019年6月撮影
ホームの駅名標と「レストビレッジ シンザン」、奥が様似方面になります。
※2019年6月撮影
駅名標。何故か白っぽくなっていました。
※2019年6月撮影
日高幌別駅は、1937年(昭和12年)開業。2021年(令和3年)日高本線鵡川~様似間廃止にともない駅も廃止されました。
国道に列車代行バスのバス停がありました。
※2019年6月撮影
鵜苫駅。貨車改造の簡易駅舎。様似中学美術部の生徒さんたちが10年くらい前にペイントしたイラストは、かなりいたんでいます。
※2019年6月撮影
ホームから駅名標と駅舎。駅名標は、新しく綺麗な状態でした。
※2019年6月撮影
鵜苫駅は、1937年(昭和12年)開業。2021年(令和3年)廃止。
ホーム側もイラストはボロボロにいたんでいます。
※2019年6月撮影
でも待合室内部はとても綺麗に保たれていました。
※2019年6月撮影
西様似駅。いよいよ終点様似駅のひとつ手前まで来ました。
※2019年6月撮影
貨車改造の簡易駅舎ですが、アルミサッシの引き戸はありません。この駅舎も様似中学校美術部の生徒さんたちよるイラストで飾られていますが、やはりいたんでいました。
※2019年6月撮影
ホームと駅名標。奥は様似方面。南側に、材木が積まれていました。
※2019年6月撮影
西様似駅は、1937年(昭和12年)開業。2021年、駅は廃止。
苫小牧方面、駅舎は、少し離れています。元は島式ホーム1面2線でしたが、駅舎側は線路が撤去されています。
※2019年6月撮影
駅舎側のイラストもいたんでます。
※2019年6月撮影
駅舎から駅正面。400メートルほどで国道336号線に出ます。
※2019年6月撮影
西様似駅ホームの名所案内。親子岩を見に行きます。
※2019年6月撮影
国道に出て、少し西に戻って海岸に出ました。
※2019年6月撮影
これが親子岩。アイヌの伝説で闘いに負けた集落の長が海に入って岩になりましたが、追って来た敵の矢で砕かれて、親子岩になったというもの。冬に岩の間に沈む夕陽が撮影できる人気のスポット。
※2019年6月撮影
対になっている夫婦岩は、全国で多く見かけますが、3つ列ぶ岩は珍しいかもしれません。
西には、塩釜ローソク岩。左のつきでた岩です。
※2019年6月撮影
次回は、終点の様似です。2014年3月に撮った写真があります。
(文・写真) 住田至朗
※過去の写真はライター住田がプライベートで旅をした時のスナップ写真です。
※『JR路線大全 北陸・信越本線』(天夢人/2023)『国鉄の基礎知識』(創元社/2011)『停留場変遷大事典』(JTB/1998)『JR全駅・全車両基地』(週間朝日百科/60巻)『北海道 駅名の起源』(日本国有鉄道北海道総局/1973年)他を参照しています。
※鉄道、駅などは鉄道会社、利用者の皆様のおかげで撮影させていただいています。ありがとうございました。