※2025年6月撮影

トップ画像は、新御徒町駅A2出入口脇の佐竹商店街入口。道路の反対側に渡って撮影しています。

佐竹商店街は「日本で2番目に古い商店街」と書かれています。

6月、梅雨時期なのに、最高気温が35℃に迫る異常な暑さです。頭上にアーケードがあるのが嬉しい。

※2025年6月撮影

商店街に入ってすぐの右側に「まるよし篠原風鈴」があります。

※2025年6月撮影

店頭で涼しげな音を奏でる江戸風鈴に惹かれたのでした。

※2025年6月撮影

まずは、風鈴を拝見。綺麗な硝子の江戸風鈴がたくさん並んで居ますが、手作りなので全く同じモノはありません。一つ一つ音も違います。

実は、気に入ったので自分用に一つ買ってしまいました。下段右の赤い風鈴。1800円は、ぜんぜん高くないです。魔除けの朱色です。実際に音を聴いて選びました。

※2025年6月撮影

店内は、製作中の風鈴がたくさんあって雑然としていますが、宝の山に入り込んだ気分です。硝子なのでカバンが当たらない様に気をつけます。

※2025年6月撮影

店舗の奥に炉が置かれた製作室があります。

※2025年6月撮影

この炉で一つ一つ硝子を溶かし、溶けた硝子を丁寧に吹いて風鈴を作っています。お昼休みに撮影させていただきました。

※2025年6月撮影

エアコンを使うと炉が冷えてしまうので、室内は40.9℃。熱中症アラートは最高値。作業していた方(たぶんご長男)は、水をかぶった様に汗まみれでした。「麦茶が美味しいですよ」と笑っておられました。扇風機の熱風ですら、心地好く感じられました。

※2025年6月撮影

ご長男とは、仕事が終わった後のビールの話で盛り上がりました。筆者も炎天下、撮影で歩き回るので、夕方のビールは正に「甘露」です。まだお昼なので我慢、我慢。(笑)

吹いたばかりの風鈴が列んでいました。古い言葉ですが「玻璃(はり)」という感じ。薄くて美しいのです。

※2025年6月撮影

佐竹商店街、歩いてみると、意外にシャッターが閉まっているので、そのことを尋ねてみました。「古い店が多いので、経営者の高齢化と後継者不足で店が維持できなくなっている」とのことでした。幸い篠原風鈴のご兄弟は、若いので安心です。

佐竹商店街を歩いてゆきます。

※2025年6月撮影

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などはつくばエクスプレス(首都圏新都市鉄道株式会社)の許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。

※参照資料

首都圏新都市鉄道株式会社 会社要覧2024

るるぶ情報板関東31 つくばエクスプレス JTBパブリシング 2025年5月1日

つくばエクスプレス沿線アルバム 生田誠 山田亮 アルファベータブックス 2023年8月5日

つくばスタイル No.12 枻出版 2011年4月10日

つくばエクスプレス 最強のまちづくり 塚本一也 創英社 2014年10月23日 他