東急電鉄は、「異彩を、放て。」をミッションとするクリエイティブカンパニーのヘラルボニーと協業し、アートラッピング電車『「人へ、街へ、未来へ。」彩りを描く特別な電車』の運行を開始しました。電車好きのアーティスト中島敏也氏が、東急線沿線の情景を描いた色鮮やかなアートは必見です。東横線(5050系)は11月4日(火)から、田園都市線(2020系)は11月25日(火)から、それぞれ1編成ずつ当面の間運行されます。これらの車両は相互直通運転により相鉄線・東武線・メトロ線など広範囲を走行し、2026年1月末までは車内広告もジャックされます。通勤・通学路に現れる「特別な電車」を探してみましょう。

ついに発車!いつ、どの路線で“異彩”に遭遇できる?

今回の「特別な電車」は、東横線と田園都市線で1編成ずつ、デザインは異なりますが運行されます。通勤や通学で、色鮮やかなアートに出会えるかもしれません。

東横線:11月4日(火)スタート!広範囲を駆け抜ける

東横線 アートラッピング電車(イメージ)

東横線では、5050系(10両編成)車両が使用されます。運行は2025年11月4日(火)から当面の間とされており、運行区間は非常に広範囲です。相鉄本線・いずみ野線から東急新横浜線、東横線を経由し、東京メトロ副都心線、さらには東武東上線まで直通します。また、横浜高速鉄道みなとみらい線から西武池袋線・東武東上線へも乗り入れます。

田園都市線:11月25日(火)スタート!こちらも広範囲

田園都市線 アートラッピング電車(イメージ)

田園都市線では、2020系(10両編成)車両が使用されます。運行は2025年11月25日(火)から当面の間となります。運行区間は、田園都市線から東京メトロ半蔵門線を経由し、東武伊勢崎線・日光線まで直通運転を行います。

デザインが個性的すぎ!アーティストは中島敏也氏

ラッピング電車のデザインは、ヘラルボニーが契約するアーティスト・中島敏也氏が手掛けました。

実際に乗って感じた「温かみ」を表現

電車や乗り物が大好きな中島氏が、実際に東急電鉄の路線に乗車しました。そこで感じた沿線の街や人々、温かみや穏やかな風景を、個性的で色鮮やかなタッチで表現しています。中島氏は1983年生まれ、仙台市在住で、2012年頃からペンを使った細やかな筆致で作品を描き始めたアーティストです。

2026年1月末まで車内広告もジャック!

運行される2編成(東横線・田園都市線)では、2026年1月末までの期間、車内広告もジャックされます。車内では、両社が協業する思いや、中島氏の作品が掲出される予定です。

交通広告の一例(中づり広告)イメージ

なぜ実現?東急電鉄とヘラルボニーの“アツい”協業

今回の取り組みは、東急電鉄とヘラルボニーの協業によって実現しました。ヘラルボニーは、「異彩を、放て。」をミッションに掲げ、障害のある作家とライセンス契約を結び、障害のイメージ変容と新たな文化の創出を目指すクリエイティブカンパニーです。

東急電鉄は、スローガン「人へ、街へ、未来へ。」のもと鉄道事業を営んでおり、ヘラルボニーのビジョンや思いに大いに共感。両社の強みを活かし、ヘラルボニーの表現力や発信力を通じて、スローガンに込めた思いを社会全体に広く届けることを目指しています。

『「人へ、街へ、未来へ。」彩りを描く特別な電車』概要

東急電鉄が運行する『「人へ、街へ、未来へ。」彩りを描く特別な電車』は、ヘラルボニーとの協業によるアートラッピング電車です。東横線では2025年11月4日(火)から5050系車両で、田園都市線では2025年11月25日(火)から2020系車両で、それぞれ1編成ずつ運行されます。運行期間はいずれも当面の間とされています。デザインはアーティストの中島敏也氏が手掛け、東急線沿線の情景が色鮮やかに描かれています。

東急電鉄とヘラルボニーが協業したアートラッピング電車が、東横線と田園都市線で運行を開始します。中島敏也氏が描く温かく個性的なアートが、いつもの通勤・通学路を彩ってくれそうです。東急線を利用する際は、この「特別な電車」を探してみてはいかがでしょうか。
(画像:東急電鉄、ヘラルボニー)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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