多摩モノレール延伸が遂に始動!武蔵村山の “鉄道なし” 解消へ!箱根ヶ崎まで全7駅・7kmのルートや計画まとめ、新青梅街道はどう変わる?
モノレール延伸で狭山丘陵の自然がもっと身近に!事業費や需要予測も!
今回の多摩モノレールの延伸によって、その南北の鉄道軸は、さらに北側の地域へと広がります。
上北台駅から先の区間が整備されることで、立川を中心とした鉄道網と、北多摩や西多摩方面が直接結ばれる形になります。

また、モノレールの延伸は、日常の利便性だけでなく、休日のお出かけルートにも新しい選択肢を広げます。特に狭山丘陵や村山貯水池(多摩湖)周辺のレジャースポットへのアクセスが飛躍的に向上します。
・野山北・六道山公園への玄関口: これまでバスや車でのアクセスがメインだった「野山北・六道山公園」へは、新設される「No.3駅」や「No4駅」などが新たな拠点となりそうです。狭山丘陵に残る広大な自然や四季折々の里山風景、アスレチックなどを楽しめる、都内最大級の公園がぐっと身近になります。
・村山貯水池(多摩湖)の絶景: 上北台駅から箱根ケ崎駅へと続く新青梅街道の北側には、村山貯水池広がります。豊かな緑が広がるこの場所への、南側からのアクセス向上にも期待が出来ます。
・温泉や特産品巡り:「No.2駅」や「No.3駅」周辺には、市民に長く親しまれていた日帰り温泉施設「かたくりの湯」が、現在は閉館中ですが2026年の営業再開を予定しています。また、周囲には地元の特産品を扱う直売所も点在しています。
このように、モノレール開通後は、立川や多摩センター方面から「ちょっとそこまで里山歩き」といった、近い田舎への気軽な観光にも期待が出来ます。既存の多摩都市モノレールの路線と一体となった利用が進むことで、南北方向の移動がこれまでよりも円滑になり、多摩地域全体の交通ネットワークの強化につながることが期待できるでしょう。
モノレール延伸の事業費と需要予測
今回の事業費に関して、都はインフラ部を904億円とし、インフラ外部を含めた総額を約1290億円としています。事業期間は2025年度から2034年度までを見込んでいます。
需要予測では、開業翌年度の新規区間の利用者数は4万1445人/日と推計されています。このうち、既存区間とまたいで利用する人が3万1572人/日で、約8割を占めるとしています。既存区間も含めた全線の利用者数は17万7428人/日と推計しています。費用便益比は、30年で1.18とされています。国や都は、需要予測や費用便益分析の結果を踏まえ、延伸事業は一定の公共的効果が見込めるとして、事業化に踏み切ったとみられます。
『鉄道がない市』という不便さが解消され、立川へのアクセスが劇的に向上する今回の延伸事業。通勤・通学の時間が短縮されることで、家族と過ごす時間や趣味の時間が増えるなど、私たちのライフスタイルにも大きなゆとりが生まれるはずです。新青梅街道の上空に広がる新しい景色を眺めながら移動できる日は、もうすぐそこまで来ています。2030年代半ばに、多摩の景色がどのようになるのか、今から完成が待ち遠しいですね。
(図:東京都、武蔵村山市、PIXTA)
鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)
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