さらば相鉄ムービル、親しまれた37年の歴史に幕を閉じ「横浜駅西口2040年への大改造」が本格始動!隣接2施設も同時終了へ【9/30閉館】

横浜駅西口のシンボルが、また一つ姿を消します。相鉄グループは、37年にわたり映画、演劇、音楽などの文化を発信してきた「相鉄ムービル」(相鉄南幸第2ビル)を2026年9月30日(水)をもって閉館すると発表しました。長く地域のにぎわいを支えてきた施設の閉館は、一つの時代の区切りといえます。同時に、隣接するライブハウス「1000 CLUB」や飲食店街「横浜西口一番街」も営業を終了。これは、2040年代に向けた超巨大プロジェクト「横浜駅西口大改造構想」の本格的な幕開けを意味します。長年親しまれた歴史を振り返るとともに、次世代の横浜駅がどのような姿を目指すのかをお届けします。
写真で振り返る「2代目ムービル」
戦後の横浜駅周辺で、相鉄グループは不動産事業を進め、駅前の整備、開発に着手。1950年代には、⾼島屋の前⾝である⾼島屋ストア、横浜駅名品街、相鉄劇場、⾷堂などが誕⽣し、⻄⼝のにぎわいが形づくられ、その後も横浜ダイヤモンド地下街や相鉄ジョイナスなど新たな施設が整備されました。
初代「相鉄ムービル」は、1971年3月に現在の横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズの敷地(横浜市西区南幸)に開業した日本初の映画館専用ビルでした。5つのスクリーンを有し、「東洋一の映画の百貨店」と称されましたが、ホテル建設に伴い1988年に現在の場所へ移転しました。

現在の2代目の相鉄ムービルは、1988年11月12日に開業しました。

映画館「ムービル」を中心に、横浜駅西口のにぎわいを支える存在として親しまれてきました。「相鉄ムービル」の3階には、かつて本多劇場グループが運営する「相鉄本多劇場」があり、横浜の小劇場演劇の拠点として2022年11月末まで営業をしていました。また、音楽ライブやイベントを楽しめる施設「Yokohama mint hall」が3階にあり、「THUMBS UP」では食事と共に音楽ライブが楽しめますます。
このように、映画の他に演劇や音楽にも親しめる複合施設として、西口の文化発信拠点の役割も担ってきました。

前述したように、隣接する「1000クラブ」「横浜西口一番街」も同日に営業を終了し、3施設を含む一体開発が検討されます。同社は、閉館までの間も各店舗が営業を続け、閉館に向けた催しも計画するとしています。
相鉄が進める、横浜駅西口大改造構想
今回の閉館の背景にあるのが、相鉄グループが2024年9月に公表した横浜駅西口大改造構想です。
開発開始から70年以上が経過した横浜駅西口周辺を、新しい時代にふさわしい街へ再編する計画で、再開発は2026年以降、2040年代までの間に段階的に進める予定です。

相鉄ムービルの閉館は、一つの時代の終わりであると同時に、これからの15年、20年先を見据えた「新しい横浜」の第一歩です。2026年9月30日の閉館 まで、各店舗では営業が継続され、閉館に向けた特別なイベントも計画されています。
映画を観た帰り道に歩いたあの階段も、ライブで熱狂したあの空間も、まもなく記憶の中の風景となります。閉館までの半年間、ぜひ足を運び、慣れ親しんだ西口の姿をその目に焼き付けておいてください。そして、2040年に向けて動き出す「大改造」の行方にも、引き続き注目していきましょう。
(画像:相鉄グループ)
鉄道チャンネル編集部
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