中央弘前駅に王林プロデュースのアップルパイ店が期間限定営業中!28年休止の弘南鉄道大鰐線を救う「まちおこし」始動【5/6まで】

2028年4月の運行休止が発表されている青森県・弘南鉄道大鰐線。その起点となる中央弘前駅に、地元出身のタレント・王林さんがプロデュースする期間限定ポップアップストアが2026年4月19日、プレオープンしました。目玉は、自身の名にちなんだリンゴ品種を使用した「王林のアップルパイ(税込700円)」。運行休止までのカウントダウンが始まる中、「ただ消えゆくのを待つのではなく、新しい賑わいを作りたい」という王林さんの熱い想いから始まった、大鰐線まちおこしプロジェクトを紹介します。
王林プロデュースのアップルパイ店が中央弘前駅に登場!

有限会社リンゴミュージックとタレントの王林さんが、弘南鉄道が運営する中央弘前駅の一部を活用し、町おこしの起点となる店舗を開設するプロジェクトをスタートさせました。
取り組みの第一弾として、王林さんがプロデュースしたポップアップストアが2026年4月19日にプレオープンしました。
実施期間:2026年4月19日~2026年5月6日(水・祝)まで
営業時間:10:00~21:00
メニューは、青りんごの代表格・王林を使ったアップルパイ(税込700円)のほか、リンゴジュースなども販売しています。場所は、中央弘前駅の観光案内所スペース及びギャラリースペースを利用。甘い香りで訪れる人を出迎えています。
大鰐線の運行休止を前に立ち上がった新プロジェクト

弘南鉄道大鰐線(大鰐駅~中央弘前駅)は、令和10年(2028年)4月1日に運行休止を予定しています。
この知らせを受け、幼い頃から中央弘前駅に思い出があるという王林さんが発起人となりました。王林さんは「無くなるなら仕方ないとは思わず、休止までの期間もこの場所に人が集い、思い出が生まれる時間を作りたい」との思いからプロジェクトを始めました。さらに「昔の賑わいを取り戻すのではなく、新しい賑わいを作り出したい」と意気込みを語っています。
【参考】弘南鉄道 大鰐線が2028年4月1日から運行休止へ、元・東急7000系が活躍する路線が直面した人口減少と赤字の壁(青森県)(※2025年10月掲載) https://tetsudo-ch.com/13012749.html
注目は地元愛あふれるアップルパイと今後のイベント展開
このプロジェクトの町おこし施策として、店舗運営にとどまらず、今後は弘南鉄道と連携したイベント列車の企画や実施が予定されています。さらに、店舗を起点とした参加型イベントの開催や、リンゴミュージック所属タレントによる企画なども展開される見込みです。
新たな賑わいを創出するローカル線のモデルケースへ
元東急7000系がレトロな駅舎とともに活躍する大鰐線は非常に魅力的な路線です。しかし、日常的な利用者の減少という厳しい現実に直面しています。
今回の取り組みは、知名度と発信力を持つタレントが自ら駅を「人が集うハブ」へと再構築し、観光やエンターテインメントの要素を掛け合わせる画期的な試みです。スイーツを目当てに訪れた人が、これまで乗る機会のなかった大鰐線に興味を持つきっかけにもなります。地方のローカル線が抱える存続問題に対し、駅舎の空間活用とエンターテインメントを融合させた新たなアプローチとして、持続可能な地域交通のあり方を模索するモデルケースとなりそうです。
まずはゴールデンウィークのお出かけに、青森の春を感じながら中央弘前駅でアップルパイを味わってみてはいかがでしょうか。
(画像:弘南鉄道)
鉄道チャンネル編集部
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