様々な休憩スペースや、新幹線が良く見える場所も

元首都圏KK線だった道路上には、色々な形をしたベンチ・椅子などの休憩スペースも多数用意されています。自分たちのペースに合わせて、休憩をしながら、ゆっくりと楽しむことができるようになっていました。

2kmの道の途中途中には、多くの休憩のスペースも用意されています

小さな子供たちが楽しめるような遊具が置かれている場所もあり、子供連れのファミリーでも散歩を楽しむことができます。

子供のあそびばも作られていました

歩き疲れた人たちは、寝そべったり座って休憩時間を過ごしています。

様々な形状のいすが置かれた場所も

ZONE3の南側付近で、KK線はJRの線路に近づき左へ向かってカーブします。この先はほぼ並行して新橋側に向かって歩いていくことになります。

この辺りからは東海道新幹線の姿が良く見え、皆写真を撮っていました

新橋駅の少し北にあたるこの場所には、東海道新幹線のの他に、在来線の東海道線、京浜東北線、山手線の線路が並んでいますので、複数の車両が並んで走る姿も見られます。

空や景色を楽しむZONE4

この辺りからは、ZONE4です。地図を見ると、すでに半分以上は歩いてきたかという場所です

ZONE1から歩き始めて、ZONE4にさしかかるところまで来ました

このZONE4は、特に何かを設置せずに広い空を楽しむためのゾーンとなっており、皆ゆっくりと景色を見ながら進みます。

この辺りは元2車線の道路でした。長い直線で広く空が見えます

右はJRの線路、左はコリドー通りです。

所々に休憩のためのベンチなどが置かれています

高架の道路を歩いているので、街の様子を少し上から眺めることができます。

銀座~新橋の間の街を眺めながらの空中散歩です

右側を走る列車を眺め歩いていると、新橋も近づいてきました。

この辺りで右を見ると遠くに国会議事堂の姿が見えます

カーブ付近には、景色を眺めるための台も設置されていて、走る列車の様子を多くの人が撮影していました。

普段はなかなか無い近い距離で、走行中の新幹線が見られます

台の上から後ろを振り返ると、カーブのところはこのような眺めです。

銀座方面を振り返っています。左奥の方向から歩いてきました。

出口があるZONE5は未来体験の体験ができる場所に

最後のZONE5は、未来のXR体験や次世代モビリティ市場などができる未来体験のゾーンです。この辺りにも、キッチンカーの出店や休憩場所が並んでいます。

再び4車線の区間になり、キッチンカーやテントが並びます
アウトドア用品が並んだ休憩所です

高速道路の時の降り口などの道路の文字標示が残ります。

高速道路の上に書かれていた方向指示などがそのままに。今後にも残してほしいものです

このエリアにも展示や体験ができるテントが設置されていました。ここはクラフト体験ができるテントです。

自然素材を使ったクラフト体験が楽しめます

道路上での小型農園、アーバンファーミングなどは、KK線上に緑を作るために役立つかもしれません。

道路上でできる手軽な小型農園の展示

高速道路と交差する銀座通り(中央通り)を見ると、歩行者天国になっているようです。

左手の眼下には銀座の歩行者天国が見えています

この辺りの道路上にも、かつての高速道路の名残の道路標識がありました。羽田方面へつながっていた道でした。

左が新橋の出口、まっすぐ進むと羽田方面です。かつての料金所までは1500mです

そしてこのエリアのテーマとなる次世代体験の展示として、VR体験ができるスペースが設けられていました。

ここではバーチャルKK線ウォークのXR体験ができます

近未来のモビリティの試乗には多くの人が参加してにぎわっていました。

次世代モビリティ市場は人気でした

この先を少し歩くと、いよいよこのイベントの終点です。かつてのKK線は、この辺りの新橋出口の先、汐留JCTにつながっていました。

昭和通りと交差する辺りがこのイベントの終点です。汐留のビル群が見えます

少し戻り高架から降りて、このイベント散策は終了です。

高架から降りていくと、空中から普段の街に戻るような感じです

下から見ると、高架下の店舗は今も変わらず営業を続けており、今でも高速道路として使われているような感覚です。今後はこの上が徐々に歩行者空間に生まれ変わることになります。

銀座通りにかかるKK線の高架

Roof Park Fes & Walk2026に参加をしてみて

2026年春のイベントでは、先着順有料で2日間合計で約1万人(事前の主催者見込み)参加の規模で行われました。参加者それぞれの感想などをアンケートなどを通じて集め、それらもこの新しいエリアの開発に活かしていくという事になるのでしょう。

全体を歩いてみると、何かを見て楽しむところ、体験するところ、食べるところ、休むところなどがバランスよく揃っていて、疲れることなく楽しみながら歩ける空間になっていると感じました。特に休憩をする場所がいろいろな形で設けられていたので、参加者がうまく休みながら参加できていたように思います。

ZONE5にあった未来を体験できる催しなどは、多くの人が並んで参加をしており、このように期間を限定して「ここならでは体験」ができる場所があれば、訪れてみたい人も増えそうです。

日本の伝統芸能などがステージで上演されました(オフィシャル写真)

「緑に囲まれた歩行者中心の公共的空間」を目指しているこのプロジェクトですが、今回のイベントでは道路上に人工芝のマットを敷いて緑を演出している空間がほとんどでした。座ってくつろぐにはこの人工芝マットでも非常に快適なのですが、本物の緑も恋しくなりました。本物の芝生空間が設けられるのか、プランターなどでの植栽が設置されるのか、小さな農園などが並ぶのか、この緑の部分がどのようになっていくのかは、今後に注目です。

ミストカーは夏など暑い時期には活躍しそうです

今回のイベントは春先の涼しい時期の開催でしたが、夏には涼むための場所や、日陰・木陰などが多く設置されないと、長く滞在するのもは厳しくなるかもしれません。

今回は京橋側から新橋側の2kmの区間全てを通して参加をするというイベントでしたが、実際に公園として利用されるには、数百メートルごと高架下のお店や地上、近隣の建物などと行き来ができる連絡通路が整備されることになり、短時間であっても手軽に訪れることのできる空間となるのでしょう。

子供が楽しめる場所があるのもうれしい要素です

また、東京都としては、この銀座という日本有数の大都会に誕生した新しい空間を、世界中から人が集まる観光地として育てていきたいという思惑があるようですので、国内だけではなく世界の人を楽しますことができるような何かを、発信していく場所としても活用されそうです。

今後も、このKK線を活用したイベントは色々と実施されそうな気がしますので、是非、ご自分の目で見て体験をしてみるのが良いかと思います。銀座にできる新しい「公共空間」の完成を、楽しみに待ちましょう。

文・写真:鎌田啓吾
旅とおでかけ 鉄道チャンネル

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