京王5000系 京王ライナー

2026年10月から、京王電鉄の有料座席指定列車「京王ライナー」に「立席」が登場します。あわせて、近年の利用動向を踏まえ、サービス品質の維持・向上を目的とした座席指定料金の見直しも実施されます。立席は平日の一部の列車が対象、座席指定料金は値上げとなりますが、京王チケットレスサービスを使用すれば土休日は少しお得になります。本記事では、10月1日から始まる立席の利用方法や料金改定について詳しく紹介します。

【参考】京王ライナーの座席指定券予約・乗り方ガイド【2026年版】京王電鉄の座席指定列車 料金・停車駅・チケットレスサービスの使い方まで完全網羅 https://tetsudo-ch.com/13009154.html

10月1日から「京王ライナー」に立席を新設

立席サービスで利用できる簡易腰掛スペース位置図
立席サービスでは簡易腰掛スペースを3分割して販売

京王電鉄が運行する座席指定列車「京王ライナー」は2018年2月に導入された座席指定列車で、これまで着席して利用するサービスとして運行されてきました。平日のラッシュ時間帯には満席となる列車も多く、立席での利用を希望する声に応える形で、2026年10月1日(木)以降、新たな乗車スタイルとなる立席が導入されます。

優先席の向かいにある簡易腰掛けスペースを3分割し、座席と同じように番号を割り振って立席として発売します。利用者は立席を指定して購入することで乗車できます。

対象となるのは「平日の一部の京王ライナー」です。

立席サービス対象列車の表
立席サービス対象列車の表

立席の料金は1席400円。販売は京王チケットレスサービスのみで、券売機では購入できません。前売り券は2026年9月24日(木)から販売開始。乗車日の7日前の7時から購入でき、優先予約サービスに登録している会員は6時から購入できます。各駅の発車時刻5分前まで購入可能です。

なお、立席は座席が満席でない場合でも購入できます。ただし購入済みの立席を同じ列車内の座席へ変更することはできず、座席を利用したい場合は、一度払い戻したうえで、改めて座席指定券を購入する必要があります。

「京王ライナー」の座席指定料金を10月1日から見直し

「立席サービス」の導入にあわせて、2026年10月1日(木)から「京王ライナー」の座席指定料金も見直されます。

これまで一律410円(税込み)だった座席指定料金を、10月1日以降は「平日」と「土・休日」に分けて設定。さらに、新たに券売機で購入する場合の料金も設定されます。

座席、立席指定料金表
座席、立席指定料金表

また、10月1日以降、座席指定券を持たずに乗車した場合は、車内で1人につき1,000円(税込み)の精算が必要です。

一方、「2席500円(税込み)」の「こどもといっしょ割」は、これまでと同じ料金で引き続き利用できます。なお、こどもといっしょ割は京王チケットレスサービスのみでの販売です。

新料金は10月1日(木)以降に運行する京王ライナーから適用され、9月24日(木)から発売される10月1日運行分の前売り券にも適用されます。

京王ポイントが2%還元に!今後は一部車両への座席指定サービスも

座席指定料金の見直しとあわせて、京王チケットレスサービスの利用者を対象とした京王ポイントの還元も拡充されます。

2026年10月1日(木)から、優先予約サービスに登録した京王パスポートカードで決済した場合、付与される京王ポイントが現在の「1席4ポイント(1%還元)」から、購入金額の「2%還元」に増量されます。

さらに、優先予約サービスに登録した京王パスポートカードで決済した場合は、月に4席購入するごとに100ポイントが還元されるほか、通常より1時間早い7日前の6時から座席を購入できます。

なお、京王パスポートカードを複数持っている場合は、決済用クレジットカードとして登録したカードで優先予約サービスに登録する必要があります。登録されていないカードで決済した場合は、ポイント還元の対象外となるため注意が必要です。

ポイント増量は10月1日(木)から開始されますが、前売り開始となる9月24日(木)の決済分から適用されます。

また、京王電鉄では2027年春頃に、一部車両への座席指定サービス導入についても検討を進めています。今回の立席導入や料金見直しに加え、今後も座席指定サービスの充実・拡大に取り組むとしており、「京王ライナー」のサービスがどのように変化していくのかにも注目されます。

編集部の独自視点

便利で快適な「有料座席指定サービス」ですが、首都圏のラッシュ時間帯などは需要超過ですぐ満席になってしまうことも珍しくありません。座席と比べて100円(券売機価格なら200円)安くなるため、たとえ座れなくとも、速くて快適な京王ライナーに乗りたいという方のニーズには合致します。

有料座席サービスの価格改定も、昨今のインフレや燃料費の高騰など鉄道を取り巻く環境を考慮するとだいぶ控えめに見えます。券売機ではなく京王チケットレスサービスの使用を促す意図もありそうです。座席指定券無しで乗車した場合は車内で割高な料金を徴収されるため、必ずチケットレスで事前購入するようにしましょう。

利用する際は、対象列車や購入方法、改定後の料金などを事前に確認しておくと安心です。2027年春頃に検討されている一部車両への座席指定サービスの動向にも注目してみてください。

(画像:京王電鉄、PIXTA)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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